新型コロナウイルスの影響で、病院の集中治療室にいる赤ちゃんと家族との面会が制限されていることからオンラインで面会できるシステムを整備しようと、大阪大学医学部附属病院がインターネットで費用を募るクラウドファンディングを行っています。
大阪大学医学部附属病院のＮＩＣＵ＝新生児集中治療室には病気などですぐに退院できない赤ちゃんが年間７００人以上、入院しています。以前は、赤ちゃんと家族が２４時間、面会ができる環境を整えていましたが、新型コロナウイルスの影響でいまは両親のみ、日中の３０分間に制限しています。このため、面会に来られる家族の人数は以前の３分の１以下に落ち込んでいます。この状況を改善しようと病院は、オンラインで家族が赤ちゃんの様子をみることができるシステムの整備を目指して費用の一部、１０００万円をインターネットのクラウドファンディングで募集しています。オンライン面会は、９床あるベッドそれぞれに小型のカメラを取り付け、家族がタブレット端末などで自宅など外部から２４時間、赤ちゃんの様子をみることができるようにするということです。募集は１１月３０日まで行われ、病院の総合周産期母子医療センターの大薗恵一センター長は、「赤ちゃんと家族の絆はつくりあげていくもので、抱っこまではできなくても、見守ることも絆の形成につながるので少しでもその助けになりたい。ぜひご支援いただきたい」と話しています。
September 21, 2020 at 04:19AM
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新生児面会にネットで資金募集｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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