＜ユースク＞ネットで活路、私のアクセ新城出身の鈴木さん - 中日新聞

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自作のアクセサリーを披露する鈴木さん＝豊橋市内で

　新型コロナウイルスの影響で対面での販売が難しい中、インターネット上に活路を見いだすアクセサリー作家がいる。本紙の「ユースク取材班」に投稿した新城市出身の鈴木えりさん（２４）は「自分の個性を買ってもらう感じ。手軽に作れるのが楽しい」と話す。

　クリスマスツリーの飾りに似た丸いパーツ。きらきらした金色が高級感をかもし出す。「あえてネットで買うのは珍しいデザインだからこそ」と考え、ピアスやイヤリングは左右非対称の個性的なデザインが多めだ。

　昨秋に会社員を辞め、ピアス好きが高じてアクセサリー作りを始めた。作り方はネットで独学。個人が手作り雑貨などを販売できる通販サイト上で公開し、ブランド名の「ｍｉｃｏ」は実家のペットにちなんだ。ピアスのほか指輪やネックレスなど、作品数はのべ二百種類ある。価格は千〜三千円程度。写真投稿アプリ「インスタグラム」でも作品を紹介し、十〜二十代前半のフォロワー数を増やしている。

　自宅の一室をアトリエ代わりにして、素材の仕入れもネットやアプリを使う。感染リスクも少なく、何より自分の休みが自由に取れるため「自分でルールが作れる働き方」と満足する。

　二十八日には豊川市内で知人のカフェと一緒に初めて対面販売に挑戦。ケーキや焼き菓子もテークアウトできる。詳細は鈴木さんのインスタグラムアカウント「＠＿ｍｉｃｏ．ｃｏｍ＿」へ。　（佐々木香理）