【蘇州(中国江蘇省)=小川直樹】中国がデジタル通貨「デジタル人民元」の発行に向け、江蘇省蘇州市と周辺都市で10万人を対象にした実証試験を始めた。日本など主要国の中央銀行がデジタル通貨発行の検討を続ける間に、中国は技術的な知見の蓄積を進めている。
実証試験は11日午後8時に始まり、27日まで行われる。抽選で選ばれた10万人に総額2000万元(約3億2000万円)分のデジタル人民元が配られており、10月に広東省深セン市で実施した試験の2倍となる。
蘇州市のショッピングモールで12日、スマートフォンに入ったデジタル人民元でスーツを買った男性会社員(45)は、「軽くぶつけるだけで支払いができ、(スマホ決済の)アリペイよりいいね」と笑顔を見せた。
ぶつけるだけとはスマホの近距離無線通信(NFC)を使った新たな決済方法のことだ。地下や災害時など通信電波が届かない環境でも、店に置かれた専用プレートにこつんと触れるだけでデジタル人民元での決済ができる。
今回の実証試験では、インターネット通販や配車、出前サービスなどでの利用も新たに対象となった。
ネット通販大手・京東集団(JDドットコム)のアプリの特設ページには、支払い方法の選択画面にデジタル人民元が追加された。デジタル人民元の利用者は画面をタップするだけで買い物ができる。
December 12, 2020 at 08:25PM
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「デジタル人民元」10万人の実証試験を開始…ネット通販や出前も - 読売新聞
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