【ロンドン＝池田慶太】英国や米国などで８日、大規模なインターネット障害が発生し、政府や主要メディアの一部ウェブサイトが一時閲覧できない状態になった。
英紙テレグラフによると、問題が起きたのは、英政府や米ホワイトハウスのほか、英紙フィナンシャル・タイムズ、米紙ニューヨーク・タイムズなどの公式ホームページ。米アマゾン・ドット・コムのサイトや、「レディット」、「ピンタレスト」などのソーシャルメディアも使えなくなった。障害はオーストラリアとデンマークなどでも確認された。
これに関連し、クラウドサービスを提供する米企業「ファストリー」は８日、自社のシステムに問題が発生し、世界的な障害が起きたと発表した。障害が起きた企業は、同社のサービスを利用している可能性がある。同社はすでに原因を特定し、対応を終えたとしている。
「ファストリー」のサービスを利用する国内の企業や政府機関のウェブサイトも、一時閲覧できない状態となった。環境省のサイトでは８日午後７時頃から約４５分間、接続できなくなる障害が発生。読売新聞社のニュースサイト「読売新聞オンライン」や日本経済新聞社のサイト、フリーマーケットアプリ「メルカリ」にも影響が出た。
このほか、金融庁やレシピサービス「クックパッド」のサイトも一時接続しにくい状態となり、原因を調べている。
June 08, 2021 at 07:18PM
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世界的な大規模ネット障害、広範囲に一時閲覧できず…国内企業や政府機関サイトも - 読売新聞
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