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【2022最新】ネット証券の手数料比較ランキング!無料・安い・お得な会社TOP9 | Money Method - 神戸新聞NEXT

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ネット証券9社の手数料を徹底比較。現物取引や信用取引、米国株やデイトレードなど取引別に1番手数料が安い証券会社がわかります。手数料無料キャンペーンなど証券会社独自のお得なサービスも総まとめで紹介しますのでぜひチェックしてください。

【現物取引】ネット証券の手数料比較一覧表

1約定制で1番安くてお得なのは、DMM株およびSBIネオトレード証券です。1日定額制で1番安くてお得なのはSBIネオトレード証券、GMOクリック証券、SBI証券、楽天証券、そしてauカブコム証券です。松井証券は1約定制の手数料体系を提供していません。

一方、手数料が高いのはマネックス証券および松井証券です。なお、DMM株およびLINE証券は1日定額制の手数料体系を提供していません。

ちなみに手数料に関するお得なキャンペーンを実施しているのはDMM株やSBI証券です。

なお、DMM株は新規口座開設後1ヵ月の取引手数料が無料となるキャンペーンを開催しています。また、SBI証券では取引ツールの利用により国内株式の取引手数料2,000円がキャッシュバックされるキャンペーンを開催しています。

■【総合】ネット証券の手数料比較表

手数料が無料・安いネット証券会社ランキング

これから投資をはじめようとしている人は、手数料が安いネット証券会社を探している人も多いのではないでしょうか。ここではそのような人に向けて、手数料が無料、または安いネット証券会社をランキング形式で紹介します。

1位1位 DMM株

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第1位はDMM株です。DMM株は、1約定制の手数料が国内最安です。また、口座開設後1ヵ月間は取引手数料が無料となったり、25歳以下は現物取引手数料がキャッシュバックされるという手数料に関するお得なキャンペーンも開催しています。

また、そのほかの特徴としては、豊富な取引ツールを提供している点が挙げられます。さらに平日は24時間にわたってサポート対応してくれます。このサポートでは、口座開設や取引ツールに関する質問に加えて、株式に関する問い合わせにも対応してくれるため、初心者にとっては心強いです。DMM株は、手数料を重視する方は最優先で検討したいネット証券会社といえます。

なお、同社は1日定額制の手数料体系は提供しておらず、1約定制のみである点は注意しましょう。

\手数料業界最安値!/

2位2位 SBIネオトレード証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第2位はSBIネオトレード証券です。

1位のDMM株は手数料体系として1約定制のみに対応していましたが、SBIネオトレード証券は、「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系を提供しています。1約定制の手数料はDMM株と並んで最安、1日定額制の手数料は1日の約定代金合計が100万円以下の場合は0円であり、1位のDMM株とも遜色がない内容となっています。

同社は2022年8月5日に情報ツール「カブ板」の大幅アップデートを行い、既存機能であった株価監視・分析に加えて、発注などを行えるトレーディングツールへ進化したことを発表しています。なお、SBIネオトレード証券では他社で支払った移管手数料が最大10万円(月)戻ってくるキャンペーンを恒久的に開催しています。

手数料を重視する人はもちろん、「他社に口座を開設したけど、ほかの証券会社に株式を移管したい」という人もチェックしておきたいネット証券会社といえます。

\手数料業界最安値!/

3位3位 GMOクリック証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第3位はGMOクリック証券です。MOクリック証券は、SBIネオトレード証券と同様に「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系に対応しています。また、1約定制の手数料は、DMM証券とSBIネオトレード証券にはやや及ばないものの、かなり低価格に抑えられています。

参考までに1約定制における他ネット証券会社との手数料差額は以下のとおりです。

1回の約定代金 DMM証券
SBIネオトレード証券
GMOクリック証券 差額
10万円 88円 90円 +2円
50万円 198円 260円 +62円
100万円 374円 460円 +86円

そのほか、人員の約半数がエンジニアというGMOインターネットグループならではのシステム開発力により、使いやすく、分かりやすいサービスや取引ツールを利用者に提供している点も、押さえておきたい同社の特徴といえます。

\手数料業界最低水準!/

4位 SBI証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第4位はSBI証券です。SBI証券も「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系に対応しています。また、1約定制の手数料はDMM株、SBIネオトレード証券、GMOクリック証券に次いで3番目の価格水準となっています。なお、1約定制における他ネット証券会社との手数料差額は以下のとおりです。

1回の約定代金 DMM証券
SBIネオトレード証券
SBI証券 差額
10万円 88円 99円 +11円
50万円 198円 275円 +77円
100万円 374円 535円 +161円

楽天証券と並び「ネット証券会社2強」との呼び声も高いSBI証券ですが、豊富な商品ラインナップやお得なキャンペーンに加えて、Wealth Navi for SBI証券 などの革新的なサービスを提供するなど、利用者の満足度が高いネット証券会社といえます。

\国内株式個人取引シェアNo.1/

5位 楽天証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第5位は楽天証券です。同社はSBI証券と並び「ネット証券会社2強」の一角を担っており、2022年に総合口座数800万口座を達成しています。

楽天証券も競合他社と同様に「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系に対応しています。また、1約定制の手数料はSBI証券とならび3番目の価格水準となっています。1位〜3位までの他社と比較すると楽天証券の手数料はやや高いものの、十分に競争できる水準といえます。

楽天経済圏と称される強力なエコシステムを持つ同社ならではのポイント投資やお得なキャンペーンは、これから口座開設を検討している人であれば必ずチェックしておきましょう。

こちらの記事で楽天証券の手数料を他社と徹底比較していますので、ぜひご覧ください。

\ポイントが貯まる!使える!/

6位 auカブコム証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第6位はauカブコム証券です。同社は、今回紹介するネット証券会社の中で唯一のメガバンク系ネット証券会社になります。auカブコム証券も「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系に対応しています。また、1約定制の手数料はネット証券会社2強であるSBI証券および楽天証券と同一水準で、3番目の価格水準となっています。

なお、同社ではDMM証券やSBI証券と同様に「25歳以下現物株式手数料無料プログラム」というキャンペーンを開催しています。このキャンペーンにより、25歳以下の利用者は現物株式手数料にかかる手数料がすべて無料となります。そのほか、2022年1月には米国株式に関するサービスを開始するなど、手数料だけではなく商品ラインナップも2強を追随しています。口座開設の候補として加えておいて損はないでしょう。

参照:auカブコム証券 米国株式サービス提供開始

\25歳以下手数料無料!/

7位 LINE証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第7位はLINE証券です。今回紹介するネット証券会社の中では唯一の「スマホ証券」であるLINE証券は、取引専用のアプリを使うことなく、日常的に私たちが利用しているコミュニケーションアプリの「LINE」上で取引が可能です。2021年11月にはネット証券業界最短で100万口座を突破しており、非常に勢いがあるネット証券会社といえます。

LINE証券は1位のDMM株と同様に1日定額制に対応しておらず、1約定制のみとなります。そのため、手数料の面からいえば比較的取引回数が少ない人、かつ約定代金が高額になりがちな人におすすめです。なお、毎月対象日が発表されるアフタヌーンセールEXでは、現物取引手数料が後日キャッシュバックされるため、実質手数料0円で株式の買付ができます。セール期間中は何度でも適用されるため、できるだけ手数料を抑えたい人はチェックしておきましょう。

参照:ネット証券業界最短で100万口座を突破! | LINE Financial Corporation | ニュース

\スマホで手軽に株式投資!/

8位 マネックス証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第8位はマネックス証券です。同社も「1約定制」と「1日定額制」という2つの手数料体系に対応しています。また、1約定制の手数料は4位のSBI証券から8位のマネックス証券まで横並びとなっており、今回のランキングでは3番目に安い水準となっています。なお、1日定額制の場合、上位の証券会社は「100万円まで手数料0円」というところが多い中、マネックス証券は100万円までは一律550円の手数料が発生します。そのため、他社と比較すると1日定額制の恩恵を受けにくい証券会社といえます。

このように手数料の面では他社と比較するとやや劣るものの、米国株の取扱銘柄数が5,000以上という点、マネックスカードで投信つみたての決済を行うと1.1%のポイント還元がある点、貯まったマネックスポイントを手数料に充当できたりAmazonギフト券と交換できる点を考慮すると、十分に口座開設を検討する価値がある証券会社といえます。

\投信積立が超お得!/

9位 松井証券

   

「手数料が無料・安いネット証券会社ランキング」の第9位は松井証券です。同社は100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。近年はネット証券へシフトし、大きな成長を遂げた会社でもあります。松井証券は他の競合他社と異なり、1日定額制のみに対応しています。その1日定額制では、1日の約定代金合計が50万円以下であれば手数料は無料、100万円以下であれば手数料は1,100円となっています。

なお、同社では25歳以下の取引手数料を無料化しています。松井証券の場合は、恒久的に25歳以下無料としている点が特徴です。25歳以下の若者はもちろん、1日50万円以下の取引を行うライト層にはおすすめできる証券会社といえます。

\老舗の安定感が半端ない!/

【取引・コース別】ネット証券の手数料比較一覧表

「現物取引における1約定制の手数料でお得な証券会社を知りたい」という人も多いかと思います。ここからは、手数料体系についてピンポイントで比較したい方に向けて「取引・コース別」で手数料を比較します。

【現物取引・1約定制】ネット証券の手数料比較一覧表

・1約定50万〜100万円の取引において最大161円の差がでる
・現物取引かつ1約定制で最もお得なネット証券はSBIネオトレード証券
 同社はすべての取引価格帯で最安水準となっている
・4位のSBI証券~8位のマネックス証券までは手数料が同一
25歳以下の場合DMM株、SBI証券、auカブコム証券がお得
・9位の松井証券は1約定制に非対応

■現物取引・1約定制のネット証券の手数料比較表

【現物取引・1日定額制】ネット証券の手数料比較一覧表

・1日の約定代金合計が50万円〜100万円の場合は手数料に1,100円の差が出る。
・1日の約定代金合計が100万円以下の場合、1位のSBIネオトレード証券から6位のauカブコム証券まではすべて0円
・DMM証券およびLINE証券は1日定額制の手数料体系に非対応
・SBI証券と松井証券の場合は、25歳以下であれば1日の約定代金合計に関わらず手数料無料

■現物取引・1日定額制のネット証券の手数料比較表

【信用取引・1約定制】ネット証券の手数料比較一覧表

・1約定50万〜100万円の取引において最大385円の差がでる
・1位のSBIネオトレード証券と7位のLINE証券は1約定にかかる信用取引手数料が無料
・3位のDMM株は300万円以下は一律88円と安い
・9位の松井証券は1約定制に非対応
・その他のネット証券会社については、ほぼ同水準の手数料体系

■信用取引・1約定制のネット証券の手数料比較表

【信用取引・1日定額制】ネット証券の手数料比較一覧表

・1日の約定代金合計が50万円〜100万円の場合は手数料に1,100円の差が出る。
1日の約定代金合計が100万円以下の場合、1位のSBIネオトレード証券から6位のauカブコム証券まではすべて0円
・DMM証券およびLINE証券は1日定額制の手数料体系に非対応
・SBI証券と松井証券の場合は、25歳以下であれば1日の約定代金合計に関わらず手数料無料

■信用取引・1日定額制のネット証券の手数料比較表

【米国株】ネット証券の手数料比較一覧表

手数料においては大きな差がないが、証券会社ごとに米国株取引がよりお得になる独自サービスを展開しているので要チェック。例えばSBI証券は住信SBIネット銀行の外貨普通預金で外貨を買い付けると、手数料が業界最安値の1ドルあたり0.06円になります。

また、マネックス証券はNISA口座における米国株の買付時の国内取引手数料がキャッシュバックされるため、実質0円とお得です。

■米国株取引におけるネット証券の手数料比較表

1位1位 DMM株

5位はDMM株です。DMM株は、業界で唯一米国株式取引手数料が0円という手数料体系を提供しています。米国株式取引に関しては、この点だけでもDMM株を選ぶ価値があります。

なお、DMM株は米国株式を担保として信用取引が可能です。この仕組みにより資金効率がアップしたり、投資の幅が広がるというメリットも見逃せません。

ただし、DMM株が取り扱っている米国株銘柄数は1,615件とやや少ない点、そして米国株式を信用取引の担保とする場合は、原則として「前々営業日の最終価格×60%」という点は把握しておきましょう。

\手数料業界最安値!/

2位2位 SBI証券

2位はSBI証券です。同社の米国株取引手数料は、競合他社と同様に業界最安水準です。ただ、SBI証券はそれ以外にも米国株式取引がお得になる制度やキャンペーンを多数実施しています。例えば、米国貸株サービス(カストック)では自身の保有銘柄を貸株するだけで年間0.01%~2.0%の金利を得ることができます。これは業界で唯一SBI証券が提供している制度です。

また、住信SBIネット銀行の外貨入出金サービスを利用すれば入出金手数料が無料になったり、同口座から外貨を買い付けると手数料が業界最安値の1ドルあたり0.06円になったりします。そのほかにも、総合口座開設後の最大2ヵ月間は米国株式の取引手数料が無料となるキャンペーンも開催しています。取扱銘柄数も6,000銘柄以上と豊富なため、米国株式取引を行うのであればチェックしておきたいネット証券会社です。

\国内株式個人取引シェアNo.1/

3位3位 マネックス証券

3位はマネックス証券です。マネックス証券の米国株取引手数料は、競合他社と同様に業界最安水準となっています。なお、米国株デビュー応援プログラムでは、外国株取引口座への初回入金から20日間以内の取引手数料については最大3万円をキャッシュバックするお得なプログラムも実施しています。また、NISA口座における米国株の買付手数料はキャッシュバックされる点も嬉しいポイントです。

取扱銘柄も5,000以上あるため、SBI証券と並んでチェックしておきたいネット証券会社です。

\投信積立が超お得!/

4位 楽天証券

4位は楽天証券です。同社の米国株取引手数料も、競合他社と同様に業界最安水準となっています。もちろん楽天証券も、他社と同様に米国株取引手数料がお得になる制度を提供しています。その1つが2022年8月にスタートしたクーポンサービスです。このサービスは配布されたクーポンを利用することで、米国株取引手数料が一定率割引になります。2022年8月には米国株取引手数料が50%無料となるクーポンが配布されており、今後も不定期に配布される予定です。

また、楽天経済圏との連携も魅力であり、楽天ポイントで3万円以上の米国株を買い付けると、当月に楽天市場で買い物をするときのポイント倍率が0.5%プラスされます。米国株式の取扱銘柄数もSBI証券やマネックス証券には及ばないものの、4,640件もあります。特に楽天経済圏の利用者にはおすすめのネット証券会社です。

\手数料負けしない!/

5位 auカブコム証券

5位はauカブコム証券です。auカブコム証券の米国株取引手数料も、競合他社と同様に業界最安水準となっています。現在、同社では米国株式投資デビュー応援キャンペーンを開催中。このキャンペーンでは、所定の条件を満たした場合に、最大1万円の米国株式売買手数料がキャッシュバックされます。

なお、取扱銘柄数は1,500件程度ということで他社と比較するとやや見劣りします。ただ、auカブコム証券が米国株式の取扱いをスタートしたのが2022年1月であることを考慮すると、今後の取扱銘柄増加は十分期待できるでしょう。

\手数料最大1万円キャッシュバック!/

6位 松井証券

6位は松井証券です。松井証券は2022年「松井証券 米国株サービス」をリリースして口座開設の先行受付を1月29日を開始。松井証券の米国株式取引手数料も、多くの競合他社と同水準の手数料体系を提供しています。なお、松井証券は米国株の取扱銘柄数が1,058件しかありません。そのため、人によってはやや物足りなさを感じるかもしれません。ただし、米国株サービスを開始したのは2022年2月末とまだ日が浅い点、現在もなお取扱銘柄が増えている点を考えると、あまりネガティブに捉える必要はないでしょう。

\老舗の安定感が半端ない!/

【投資信託】ネット証券の手数料比較一覧表

ネット証券会社の多くは、投資信託の買付手数料を0円としています。各社ともほぼ横並びのため、手数料の面だけでは甲乙つけがたいのが実情です。投資信託に興味を持っている人は、「買い付けたい銘柄があるか」という観点でネット証券会社を選定するとよいでしょう。

また、投資信託の積立などで貯まる各種の「ポイント」もチェックしておきたい点です。普段から貯めているポイントがある場合は、投資信託でもそのポイントが貯まるネット証券会社を選ぶべきです。

■投資信託におけるネット証券の手数料比較表

【デイトレード】ネット証券の手数料比較一覧表

デイトレード向け証券会社ランキング|手数料を比較

👑1位 SBIネオトレード証券
👑2位 GMOクリック証券
👑3位 SBI証券
4位 楽天証券
5位 auカブコム証券

デイトレードを行う場合は、手数料を重視する必要があります。なぜなら、デイトレードは、1日の間に数十〜数百の取引を行うからです。仮にSBIネオトレード証券で5万円以下の取引を100回実施した場合、50円(5万円以下の手数料) × 100回(取引回数) = 5,000円の手数料が発生します。このように、1約定あたりの手数料は少額でも、取引回数が多いほど利益を押し下げてしまうことがわかります。

1日定額制であれば、100万円以下は手数料0円としているネット証券会社が多いです。そのため、デイトレードの実施を検討している人は、1日定額制を提供しているネット証券会社を選びましょう。

なお、取引にかかるコストを気にせずデイトレードを行いたいなら、信用取引も視野に入れたいものです。信用取引の手数料もチェックしておきましょう。

■信用取引におけるネット証券の手数料比較表

FAQ

ネット証券で1番手数料が安いのは?
ランキング形式で以下の通りです。
1位DMM株
2位SBIネオトレード証券
3位GMOクリック証券
4位SBI証券
5位楽天証券
6位auカブコム証券
7位LINE証券
8位マネックス証券
9位松井証券
ネット証券の選び方は?
A証券会社選びのポイントは、ズバリ手数料です。購入する銘柄が同じであれば、どこで買ってもリターンは同じですね。一方、手数料、つまりコストは、証券会社によって変わります。そのコストの差だけ、投資家が得られる手取りのリターンは、違いが出るということです。特に、長期で保有する場合や、頻繁に売買を繰り返す場合、この差は大きくなるでしょう。

ただ、買付手数料は、大手のネット証券だと、最近は同水準になってきました。為替手数料や、一部の無料ETFなどで違いを出していますが、メジャーなETFを買う場合には、あまり大きな差にはならないでしょう。一方で、注文方法や、貸株などのサービス面では、各社の違いがまだあります。ご自身の投資スタイルや、重視するポイントに合わせて選ばれると良いでしょう。私は、証券会社ごとの特徴を踏まえて、各社とお付き合いし、使い分けています。口座を各社持っておくと、得られる情報も違うため、なかなか有益ですね。

株の手数料についての基礎知識

株の手数料について専門家の新井智美さんに聞いてみました。

新井智美さん

新井智美さん

2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う

トータルマネーコンサルタント

株の取引にあたっては、証券会社が独自に設定している手数料を負担しなければなりません。なぜなら、株の取引は証券会社を通して行う必要があるからです。証券会社は、その仲介手数料として取引手数料を徴収しています。

株の取引ではどのタイミングで手数料がかかるの?

では、取引のどのタイミングで手数料は発生するのでしょうか。取引には、「買い注文」そして「売り注文」がありますが、いずれも注文を発注し、取引が成立したタイミングで取引手数料が発生します。そして、成立(約定)価格から手数料を引いた額が証券口座に振り込まれる仕組みとなっています。

現物取引と信用取引で手数料のかかり方は同じ?

一般的に多くの証券会社では、現物取引よりも信用取引の方で手数料を安く設定しています。信用取引とは、資金や株式を借りて売買を行う取引で、少ない資金で大きな利益を得られる可能性がある取引の仕組みですが、逆にいえば大きな損失を被る可能性もあります。

また、信用取引の場合、取引手数料以外の手数料が発生するため、総合的なコストを事前に確認しておくことが大切です。 例えば楽天証券では、現物取引(国内株式)の手数料は以下のとおりとなっています。

約定代金 取引手数料
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円

そして同じ国内株式の信用取引の手数料は、以下の通りです。

約定代金 取引手数料
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
50万円超 385円

信用取引の手数料は現物取引と比べ、20万円以上の取引になると、安く設定されていることがわかります。 しかし、信用取引には、取引手数料以外に以下の手数料が発生します。(一般信用取引「無期限」の場合)

信用取引にかかる手数料の種類

  • 買方金利

    年2.8%(信用取引で買い取引を行う際、証券会社から借りたお金に対する金利)

  • 貸株料

    年1.10%(証券会社から借りる株券に係るレンタル料)

  • 名義書換料

    1売買単位あたり55円(税込)(買い注文が決算日(権利確定日)をまたいだ場合に発生)

  • 事務管理費

    1株あたり11銭(税込)(新規建ての約定日から1ヶ月経過するごとに発生する管理費)

自分が行っている信用取引にどの手数料が加算されるのかを理解し、最終的な手数料がいくらになるかを前もって計算しておきましょう。

米国株取引での手数料の決め方は?

米国株取引には、国内委託取引と海外委託取引があります。国内委託取引とは、投資家からの注文を証券会社が取次ぎ、日本国内の取引所にて取引を行う仕組みで、海外委託取引とは投資家からの注文を証券会社が取次ぐまでは国内委託取引と同じですが、現地の金融商品取引所にて取引を行う仕組みとなっています。

そのため、手数料にも違いがあり、国内委託取引の場合は、国内株式の取引と同程度の取引手数料となっているのに対し、海外委託取引の場合は、現地手数料、国内取次手数料、さらに諸費用といった費用が発生します。

証券会社によって取引の方法や、手数料は異なりますし、そのときの為替レートによって手数料額が異なりますので、取引形態や手数料を比較して、取引を行う証券会社を決めることがポイントです。

株の取引にかかるコストは手数料だけ?

株の取引にかかるコストには、手数料以外に税金があります。まず、取引手数料には消費税がかかりますし、株を売却した際に売却益が発生した場合には、20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金が発生します。また、配当金を受け取った際にも同様の税金が発生することを覚えておきましょう。

株取引の手数料が安い証券会社は?

株取引の手数料が安い証券会社は、なんといってもネット証券です。ここでは、手数料の安いおすすめの証券会社をご紹介します。

新井さんおすすめの手数料が安いネット証券

  • SBIネオトレード証券

    SBIネオトレード証券の手数料は、業界最低水準(2022年7月時点)を保っており、信用取引の取引手数料に至っては0円に設定されています。

  • DMM株

    同じくDMM株も手数料の安さで注目されています。国内株式の取引手数料はSBI証券や楽天証券と同水準ですが、米国株の取引手数料が無料となっている点は魅力といえるでしょう。

  • SBI証券

    SBI証券では一日定額のアクティブプランを用意しており、100万円までの取引手数料を現物取引、信用取引ともに0円にしています。また、25歳以下の人に対しては、国内株式の現物取引が無料で行える独自のサービスを設けています。

  • 楽天証券

    楽天証券でも、一日定額コースが用意されており、100万円までの現物取引および信用取引の取引手数料は0円です。少額の取引回数が多い人におすすめです。

  • 松井証券

    信用取引を主に行うなら、松井証券でしょう。松井証券の「一日信用取引」は取引手数料が0円となっているほか、1回の約定金額が100万円以上になると、金利や貸株料も無料になります。金利や貸株料も比較的低水準に設定されており、トータルコストから考えるとかなりお得に利用できるといえるのではないでしょうか。

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August 13, 2022 at 05:42AM
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