楽天は8月19日、スーパーマーケットのネット進出を支援する「楽天全国スーパー」を今秋ごろ始めると発表した。全国のスーパーマーケット事業者に、ネットスーパー運営に必要なシステムや集客・販促活動の支援、配送オペレーションのコンサルティングなどを一式提供。ユーザーは楽天IDで買い物できるようにし、“楽天経済圏”の拡大を狙う。
楽天は2018年、西友と共同で「楽天西友ネットスーパー」をスタート。コロナ禍でネットスーパーの需要が高まっているといい、2021年1〜6月の売り上げは前年同期比で約30%増を記録したという。
同社は「事業者のネットスーパー参入意欲が高まる一方で、ネットスーパー運営についてのノウハウ不足やシステム開発のコスト負担などが課題になっている」と指摘。楽天西友ネットスーパーのノウハウを生かし、他の事業者を支援する考えだ。
サービス開始に先立ち、1都14県でスーパーマーケット138店舗を展開するベイシア(本部:群馬県前橋市)の出店が決定。他の事業者からの事前問い合わせも受け付けている。
ユーザー向けポータルサイトでは、郵便番号から居住地に対応するネットスーパーを探せるように。楽天IDにも対応し、登録済みの住所や決済情報を使って買い物したり、楽天ポイントを利用したりできるようにする。
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August 19, 2021 at 01:08PM
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