SNSなどでの「ネットいじめ」が子どもたちの間で増えている。中学校の教員の経験があり、学校でのいじめ問題に詳しい神戸親和女子大学の金山健一教授(学校心理学)に、ネットいじめの現状や対策を聞いた。
文部科学省の調査では、小中高生の「ネットいじめ」の件数は2015年に約9千件だったが、2020年度には1万8千件を超え、倍増した。いじめが、ネットの中で増えている状況がみてとれる。
2017年度の厚生労働省研究班の調査では、中高生の7人に1人、推計約93万人にネット依存症の可能性があるとされた。現在はもっと増えていると考えられ、ネットの中での生活時間が増え、そこでいじめも起きているといえる。
多くの学校は、いじめが起きたらすぐに解決に動く「モグラたたきの対応」をしている。もちろん、これも大切だが、ネットいじめが拡大している現状では、予防的な視点が求められる。
予防で大切なことは大きく二つあると思う。一つは、子どもたちの当事者性を育てる教育だ。
ホームルームなどで、ネットでの困りごとを聞くと「LINEグループから外された」「写真を変に加工して拡散された」といった悩みが出てくるはずだ。どういう時に困り、嫌だと感じたか、生徒や児童に議論してもらうことで、他者への理解が進み、いじめを予防できる可能性がある。
ネットいじめは目の前で「嫌…
February 17, 2022 at 12:00PM
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ネットいじめ「予防」に目を向けて 神戸親和女子大教授が語る対策 - 朝日新聞デジタル
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