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入札額も伸びる?兵庫の消防本部、はしご車をネットオークション出品 - 朝日新聞デジタル

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 兵庫県三田市が、市消防本部の15メートル級はしご車をインターネットのオークションサイトに出品している。約22年間稼働したが、新しいはしご車の納入で昨年11月に退役した。最後の任務として市の財政に役立つよう入札を待っている。

 市消防本部がこのはしご車を導入したのは1999年12月。集合住宅やビル、工場、住宅密集地での火災などに備えて消防士が訓練を重ね、出動した。毎年春の消防大会で活躍し、小学校の防災教室でも人気を集めた。約22年間の総走行距離は約1万536キロメートルになる。役目を終え、市は今年1月20日、公的機関の物品を専門に扱う「KSI官公庁オークション」のサイトに出した。

 三田市では2012年度から公用車の新旧交代などでネットのオークションを活用してきた。契約検査課の担当者は「特長のある車両は下取りに出すよりも、より高い値段で売れる可能性があり、市の財政にもプラスになる」と説明する。

 同課によると、12~21年の10年間で、クリーンセンターのごみ収集車や給食配送車など計22台がネットのオークションで落札された。落札額の合計は約2387万円になる。

 落札額の最高は、16年に入札にかけたショベルカーで250万1円(予定価格30万円)。落札したのは個人という。最も低かったのは同じ年に出品した市長公用車の日産シーマで13万8888円(同10万円)だった。

キルギスで再び現場復帰した救急車も

 消防関連では19年、予定価格30万円で出品した50メートル級はしご車が165万円で落札された。島根県内の建設関連の業者が落札し、現場作業で活用されるという。昨年11月には予定価格10万円の救急車が101万円で医療機関に落札されるなど実績を重ねている。

 今回出品したはしご車の入札予定価格は30万円。2月8日まで参加申し込みを受け付け、入札は2月22日から。期限の3月1日に落札者が決まる。

 市消防本部ではかつて退役する救急車を国際団体を通じて寄付し、中央アジアのキルギスで再び現場復帰したことがあるという。

 今回出品されたはしご車に現場出動などで何度も乗った西田寿行(としゆき)・消防課長は「別の国でまた消防車両として活躍してくれれば、うれしいですが」と語った。

 「KSI官公庁オークション」では1月31日現在、78件の消防車両が出品されているが、はしご車は三田市の車両のみとなっている。(中野晃)

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February 01, 2022 at 09:08AM
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