アメリカのIT大手フェイスブックの先月までの3か月間の決算は、売り上げの伸び率は鈍化したものの、インターネット広告の収入が好調だったことから増収増益となりました。
フェイスブックが25日に発表したことし7月から先月までの決算は売り上げが290億1000万ドル、日本円でおよそ3兆2900億円と、前の年の同じ時期と比べて35％増え、最終的な利益も91億9400万ドル、およそ1兆450億円と前の年より17％増加し、増収増益となりました。
売り上げの伸び率は鈍化したもののインターネット広告の収入が引き続き好調だったため、増収増益を確保した形です。
ネット広告は、スマホのアプリを利用した際の行動履歴や位置情報などが第三者の広告会社に提供され、その人の興味や関心に合った広告が表示される仕組みです。
フェイスブックは、アメリカのIT大手アップルが第三者による利用履歴の追跡を許可するかどうかをアプリの利用者本人に尋ねるプライバシー規約を導入したことから、追跡を拒否する人などが増えたとみています。
このため、アプリの利用者一人一人に適した広告を配信することが難しくなり、売り上げの伸びにブレーキがかかったという見方を示しています。
フェイフブックは、この逆風が次の決算にも続くという見通しを示していて、今後の業績への影響に市場の注目が集まっています。
October 26, 2021 at 08:19AM
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米フェイスブック 伸び率鈍化も増収増益 ネット広告収入が好調 - NHK NEWS WEB
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