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水土里ネット青森が全国初の青年部会発足 by 陸奥新報 - 陸奥新報

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 農業を取り巻く環境が大きく変化し、農業水利施設をはじめとする生産基盤の維持管理などに対する負担が増す中で、県土地改良事業団体連合会(=水土里ネット青森、野上憲幸会長)の中堅職員が課題解決に乗り出した。全国初となる青年部組織「あおもり水土里ネット青年部会」を発足させ、組織横断的な連携を通じて次世代の“水と土の担い手”育成に取り組む方針を打ち立てた。県内各支部や土地改良区の間での意見交換を通じて業務の効率化を図るほか、生産現場の実情を踏まえた政策提言などにも取り組むとしている。
 農業を巡っては、高齢化や低所得による生産者の減少、気候変動による自然災害の頻発化・激甚化などが問題視されている。これらは荒廃農地の増加や農業水利施設への損害をもたらし、施設を管理する土地改良区の負担となっていた。また、食料安全保障に対する不安が広がる中で、農地や農業用水など食料生産基盤を維持・発展させる重要性も増している。
 水土里ネット青森はこれまで若手や幹部を対象とする研修などを行ってきたが、こういった背景から、今年度は次世代を担う中堅の人材育成に着手。内部で打診したところ、県内7支部の職員ら8人が青年部会の設立発起人として名乗りを上げた。
 11月8日の発起人会議を経て、18日に青森市内で設立総会が開かれ、西津軽土地改良区(つがる市)の浅利郁事業課長が会長に就任した。任期は2025年度末まで。
 青年部会は30~50代の一般男性職員計104人で構成。農業農村整備事業や農山漁村活性化の推進、SNSなどを活用した情報発信や会員相互のネットワークづくりに取り組む。各土地改良区が抱える課題解決に向けては、必要に応じて生産現場の声を行政に届けるなどの活動も行う。
 設立に際し、浅利会長は「われわれが今行動を起こさなければ青森の農業・農村は時の流れにあらがえず、衰退しかねない状況」と危機感を訴え「水と土の担い手という自覚を持ち、本県の農業・農村がさらに発展していくため、しっかりとその役目を果たす」と決意表明した。

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December 04, 2022 at 08:44AM
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