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2022年 ニュースランキング ネットで話題の記事を振り返る
2022年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
この一年、インターネットで話題になったニュースを中心に、街の人の受け止めや、その後の動きについてお伝えします。

(ネットワーク報道部 松本裕樹・秋元宏美・池田侑太郎 大阪放送局 鞆田優希穂)

1月 オミクロン株が猛威

新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が急拡大し、第6波が広がった1月。
東京では1月22日に初めて1万人を超えるなど感染者数が急増し、医療体制に大きな影響が出ました。

その後、夏場の第7波では、東京では1日3万人を超える日が続きました。
そしてこの冬、再び第8波に入っています。

新型コロナの受け止めについて街の人に聞きました。

30代の母親3人組は、ことしに入っていずれの家庭ともコロナに感染してしまったといいます。

30代の母親3人組
「周りのママ友でも感染したという話も聞くし、ことしになって一気に感染した人の数が増えた印象です」

行動制限が緩和されたことを歓迎する声も聞かれました。

大学3年生の男性
「入学してからずっと行動制限でなかなか外出できなかったが、ことしは友達と遊びに行ったり大学生活を少し楽しめるようになったと思います。来年は就職活動なので早くコロナが落ち着いてほしいです」

ライブを見に来た男性2人組
「ようやくライブ活動も再開されて、とてもうれしいです。今も声出しは禁止ですしマスクも必須ですが、感染対策を徹底しつつ楽しめる工夫をしていきたい」

2月 引退後もファンを魅了

2月。
日本が金メダル3つを含む過去最多の18個のメダルを獲得した冬の北京オリンピック。

3連覇をねらったフィギュアスケートの羽生結弦選手は、4回転半ジャンプに挑戦するも転倒し、4位でした。

SNSでは「挑戦し続ける姿勢に勇気をもらった」「誰もまだ達成したことがない技にあえて挑戦する姿に感動した」などという意見が目立ちました。

羽生選手は、北京オリンピックから5か月後の7月に、競技会から引退しプロへの転向を表明。

自身がプロデュースするアイスショーで演技を披露するなどファンを魅了し続けています。

およそ10年のファン みみゆんさん
「ここ数年は演技のジャッジや順位に苦悩する姿を見てきましたが、今は純粋に滑ることを楽しんでいることが伝わってきます。これからもプロスケーターとしての彼の挑戦を応援し続けます」

3月 ウクライナ支援の動き日本でも

北京オリンピックの閉幕からわずか4日後の2月24日。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。

緊迫した戦況を伝えるニュースが増えるなか、各地で支援の動きも。

3月にはウクライナからの避難民を受け入れる隣国「モルドバ共和国」への寄付を呼びかけるサイトを、日本人有志が立ち上げたことを伝えた記事がよく読まれました。

経済的に苦しい中で、避難者を受け入れ続けるモルドバ。
その後も、駐日大使のインタビューも行い、現状を報道。

10月に、モルドバのナタリア・ガブリリツァ首相が来日したときに、インタビューも行いました。

「私たちは、生まれる家族を選ぶことはできないし、生まれてくる国も選べません。でも、自分の周りに対してポジティブな影響を与えられるような人生を選ぶことはできます」

取材した記者の率直な目線で書かれた首相のインタビューは、多くの人に読まれ、SNSでも話題となりました。

モルドバへの寄付額は2億5000万円を超えたということです。

取材した野田麻里子記者
「記事の受け止めには賛否あると思いますが、飾らない自分をさらけ出して取材したことで次のアクションにつながったことは事実です。私にできることがあればと一歩を踏み出してよかったと今は思っています」

4月 亡くなった後も多くのファンが

4月7日。
「忍者ハットリくん」、「怪物くん」、「笑ゥせぇるすまん」など数々の人気作品を手がけた藤子不二雄※Aさんが亡くなりました。
88歳でした。

地元、富山県氷見市のうどんが大好物だったという藤子不二雄※Aさん。

氷見市の中心部のいたるところに、忍者ハットリくんのからくり時計や、喪黒福造の像など作品があり、亡くなった後も県内外から多くの人が訪れています。

氷見市によると作品を集めたギャラリーの来館者は1万8000人を超え、過去最高を上回るペースで、新たに、漫画家になる前の新聞記者時代の記事の展示も始めたということです。

氷見市観光交流課金城美鈴さん「先生は氷見の誇りです。さみしい気持ちもありますが、先生のキャラクターや作品にいつでも出会えるので、これからも私たちの心を楽しませ続けてほしいです」

※Aは○の中にA。

知床で観光船の沈没事故

大型連休を前に大事故が起きました。

4月23日。
北海道の知床半島沖で子ども2人を含む乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU1」が沈没。これまでに20人の死亡が確認され、6人が行方不明となっています。(※12月26日現在)

海上保安庁は捜索を続けるとともに、業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。

国の運輸安全委員会は12月、船の前方のハッチのふたが十分に閉まっていない状態で運航し、そこから海水が流入したなどとする報告書を公表。国土交通省は▼罰則の強化や▼出航前のハッチカバーの確認など、66項目にのぼる旅客船の安全対策を取りまとめました。

5月 健康保険証が廃止に?

「マイナ保険証」皆さんはお持ちですか?

5月25日。

マイナンバーカードの保険証としての利用をめぐり、厚生労働省は来年度から医療機関などに対し必要なシステムの導入を原則として義務づけるとともに、将来的には健康保険証の原則廃止を目指す方針を審議会で示しました。

「1枚で済むのは便利だ」
「なくすのが怖いから別々にしてほしい」
市民からはさまざまな反応がありました。

その後、6月からは健康保険証として登録すると7500円分、その他も合わせると最大2万円分のポイント還元が受けられるようになったほか、10月には健康保険証を再来年秋に廃止すると発表。

マイナンバーカードを申請する人は増えていて、12月18日時点で国民の63.7%にあたる8000万人を超えました。

ポイントの対象となるカードの申請期限は、来年2月末まで延長されました。

6月 犬猫へのマイクロチップどうなった?

6月1日。

犬や猫が迷子になったときなどに飼い主がわかるよう、マイクロチップの装着が販売業者に義務づけられました。

災害時にペットが飼い主と離れ離れになってしまうことや、飼い主が飼育を放棄することを防ぐなどのねらいがあります。

マイクロチップには、15桁の識別番号が割りふられていて、飼い主は購入する際、氏名や住所などを国のデータベースに登録する必要があります。

義務化から半年。

東京・渋谷の日本動物医療センターを訪ねると、保護された2歳くらいの犬が新たな飼い主を待つためにマイクロチップを装着されていました。

この病院によりますと、マイクロチップのおかげで、交通事故などで運ばれてきた犬や猫の飼い主にすぐに連絡が取れ、速やかに治療を行えたケースもあったということです。

日本動物医療センター 有藤翔平院長
「登録が義務化されている国のデータベースのほかにも、動物病院がペットを保護した時に直接、飼い主に連絡を取れる日本獣医師会のデータベースもあるので、合わせて登録してほしい」

7月 安倍元首相銃撃現場は…

7月、日本中に衝撃が走ります。

7月8日午前11時半ごろ、奈良市で演説していた安倍元総理大臣が銃で撃たれ、死亡しました。

逮捕された山上徹也容疑者は、母親が多額の献金をしていた「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会に恨みを募らせ事件を起こしたと供述しているということです。

事件を受けて、旧統一教会と政治の関係や、親が信者の、いわゆる「宗教2世」の問題が大きくクローズアップされました。

12月10日には、旧統一教会の問題を受けた被害者救済を図るための新たな法案が成立しました。

一方、事件が起きた近鉄・大和西大寺駅の現場。

奈良市は「歩道」にして近くに慰霊碑を設ける案などを検討してきましたが、有識者や住民などから意見を聞いた上で、当初の計画どおり「車道」として整備することに。

周辺に花壇を設ける一方、弔意を示す慰霊碑などの「構造物」は作らないことを決めました。

12月下旬に現場を訪れると現場のガードレールはすでに撤去されていましたが、ペットボトルの水やお菓子がそっと置かれていました。

駅を利用する30代女性
「奈良県民として、よく知っている場所が繰り返し報道されることがとてもつらかった。いつも思い出すわけではないけれど、写真を撮っている人を見たりすると、思い出してしんどくなります」

近所の70代の女性
「買ったばかりのものを持って現場の前を通ると、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまい、新しい服などは買わなくなりました」

衝撃的な事件は地域の人たちにも影響を及ぼしています。

8月 仙台育英書き継がれるノート

8月6日。
夏の全国高校野球が開幕。

ことしは3年ぶりに一般客が観戦できるようになり、ブラスバンドの演奏も本格的に復活。スタンドににぎわいが戻ってきました。

大会は、仙台育英高校が悲願の東北勢初優勝を果たし、生徒が新幹線の中で撮影した「いま、白河の関を越えました」と喜び合う動画も話題に。

仙台育英が宿泊していた大阪のホテル近くのコインランドリーに置かれたノートを通じて、ファンと選手たちが交流していたニュースも反響がありました。

8月22日の決勝戦前日「必ず勝ってこのノートに優勝報告させていただきます」と生徒がノートにつづると、その後、およそ10ページが優勝を祝うメッセージで埋め尽くされました。

優勝から4か月。
コインランドリーを再び訪ねるとノートにはその後も応援メッセージが続いていました。

10月30日「育英野球部を支えたコインランドリーにきてみたかった。元気をもらった気がします。育英のみんなを支えてくださった、大阪のみなさんありがとう!」

このコインランドリーでは、ノートのほかにも、店内に色紙を置いて祝福メッセージを募り、仙台育英高校に送ったということです。

コインランドリーオーナー 中西あかねさん
「須江監督から『選手の力になりました。ありがとう』とお礼の電話がかかってきて驚きました。また来年も待っていますと伝えたいです」

9月 急激な円安で

ことしは円安も進みました。

年明けは、1ドル=115円台でしたが、9月22日には145円台後半まで円安に。政府・日銀は24年3か月ぶりにドルを売って円を買う市場介入に踏み切りました。

その後も円安は進み、10月20日には1ドル150円台まで値下がりし、32年ぶりの円安水準に。
食料品などの値上げも相次ぎ、家計に大きな影響が出ています。

一方、円安でにぎわっている場所もあります。
12月下旬の大阪・道頓堀周辺は外国人観光客が多く見られました。

4回目の来日の韓国の女性
「日本は物価がもともと高いが、今回はいつもより安く感じるので買い物がしやすいです」

オーストラリアから来た家族
「食べ物など全体的に安く、コーラはオーストラリアに比べると半分くらいの値段でびっくりしました。子どもたちも、お菓子の値段をみて安い安いと驚いていました」

刃物や陶器などをそろえる「千日前道具屋筋商店街」の人たちも手応えを感じています。

食品サンプル店の店員は「コロナ禍前には程遠いけれどお客さんは戻ってきてくれています。売り上げが悪すぎて、この年末で店をたたもうかという話も出ていたけれど、なんとか年も越せそうです」と話していました。

10月 燃える闘魂いつまでも

「元気ですかー!」「1、2、3、ダー!」

10月1日。
「燃える闘魂」、アントニオ猪木さんが亡くなりました。
79歳でした。

力道山にスカウトされ17歳でプロレス界に入った猪木さんは、1972年に「新日本プロレス」を立ち上げ。1976年のモハメド・アリとの対戦は、世紀の一戦と呼ばれました。

東京・千代田区の「闘魂SHOP水道橋店」には今もアントニオ猪木さんのパネルが飾られ、ファンが訪れています。

50代女性
「現役の頃はビンタしてほしいくらい1番応援していました。あれだけ強くて、プロレスの道を作ってきた人が最後は弱いところを見せて亡くなっていく生き様は、自分にはまねできません」

30代女性
「実はことしからプロレスにはまりました。猪木さんがいないと自分がプロレスに出会うことも無かったので、本当に感謝しています」

50代男性
「「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」ということばがとても印象に残っています。成功するイメージと自信を持って挑戦し、失敗してもまたやり直せばいいという考え方を学びました」

猪木さんはファンの心の中で今も生き続けています。

イテウォン(梨泰院)事故では…

10月31日。
韓国・ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で、日本人2人を含む158人が亡くなる事故が起きました。

人気ドラマ「梨泰院クラス」の舞台で起きた悲しい事故を悼む声が上がる一方、SNSでは事故現場の生々しい状況を撮影した動画がそのまま投稿・拡散され、議論を呼びました。

11月8日 #月食写真下手くそ選手権

11月8日。
月全体が地球の影に覆われる皆既月食が全国各地で観測されました。

月の後ろに天王星が入る天王星食も同時に見られた442年ぶりの天体ショー。

皇居では天皇陛下がカメラを三脚に据えて撮影されました。

一方、SNSではこんな動きが…

「三脚使わずに撮ったらいくらの魔球になった」

うまく撮れなかった写真を投稿する「#月食写真下手くそ選手権」です。

自宅のベランダで撮影したぶるれさん。
買ったばかりのミラーレスカメラで撮った最初の1枚を投稿しました。

ぶるれさん
「三脚を固定しないで撮影しなかったのが失敗でした。でも直感的に『いくらの魔球』というフレーズが頭に浮かんで投稿してみようと」。

ツイッター上では「ナックルボーラー?」など投稿が相次ぎ、1万近い「いいね」が。

「反響が大きくて驚きました。今はカメラにも慣れて大好きな水族館の写真を撮影しています」

スマートフォンで頑張って撮影した結果、ドーナツチェーンのあのライオンのような姿になった人も。

ツイッター上では「おいしそう」などと、5万近い「いいね」がつきました。

撮影したまりこさん
「スマホの設定を触っていたらシャッター速度をいじってしまったようです。次回は私のような腕でもきれいな月食写真が撮れるカメラが出ていることを期待します」

12月 ワールドカップ アルゼンチンが優勝

11月20日に開幕したサッカーワールドカップカタール大会。
日本代表は1次リーグでドイツ、スペインを破る快進撃を見せ、日本中が熱狂しました。

優勝したのはフランスとの激戦をPKで制したアルゼンチンでした。

東京・目黒区のアルゼンチン料理店のオーナー、ディエゴさんは、前回、36年前に優勝した時は、アルゼンチンでマラドーナ選手の自宅前に設置されたテレビで観戦していたそうです。

今回は、自分の店で、100人以上のお客さんと一緒に観戦。

優勝が決まった瞬間は、建物が揺れているのかと思うくらい興奮し「アルゼンティーナ」の大合唱。全員で喜びを分かち合ったといいます。

ディエゴさん
「アルゼンチン人にとって、サッカーは“命”。めったに泣かないけど、今回ばかりは自然に涙が。興奮して、仕事中だということを忘れていました」

よく見られた動画はライオン

ちなみにことしのニュース動画では、大阪・天王寺動物園がライオンが脱走したという想定で行った訓練が192万回とよく見られました。

職員によるライオンの着ぐるみ姿がユニークで、天王寺動物園では虎からうさぎへのえとの引き継ぎ式も実際の動物ではなくコスチュームで行われました。

さまざまなニュースがあった2022年。
皆さんはどんなニュースが印象に残っていますか。

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December 26, 2022 at 05:40PM
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