三つの遊具が仲間入り 50メートル滑り台やネットクライム松戸・あそびのすみか - 東京新聞

netto.prelol.com

新たに設置されたネットクライム（手前）と地上１０メートルから滑り降りるローラー滑り台＝いずれも松戸市で

　千葉県松戸市の自然公園「２１世紀の森と広場」で整備を進めていた遊び空間「あそびのすみか」の二期工事が完成し、新たに三つの大型遊具が仲間入りした。八日から利用できる。昨年七月完成の一期工事分と合わせ、約一万平方メートルの敷地に周囲の自然とマッチした六つのオリジナル遊具がそろった。

　地上十メートルから滑り降りる全長五十メートルのローラー滑り台や、バランス感覚が鍛えられるネットクライム遊具などを新設した。事業費一億九千九百万円。

　寄付者らを招待しプレオープンした一日、市内在住の渡辺峻平さん（４０）は、妻千枝さん（４０）と長男紡岐さん（３つ）の三人で訪れた。ローラー滑り台は順番待ちができる人気ぶりで、パパに抱っこされて滑走した紡岐さんは「少し怖かったけど、楽しかった」と笑顔。

ローラー滑り台を体験する久野由璃菜さん

　「あそびのすみか」の名付け親である久野由璃菜さん（１２）＝同市立和名ケ谷中学一年＝は、「みんなが楽しく遊べたらとの思いを名前に込めたけど、小さな子どもたちが喜んでいる姿を見られて良かった」と感想を話した。三年前に行われた名称募集は二千六十五件の応募があり、当時小学四年の久野さんの作品が選ばれた。

　今回、一般からの寄付は百九十四件、金額は六百四十一万九千円で、一期工事の五百九十四万八千円を上回った。三万円以上寄付し返礼品を希望しない場合は、寄付者銘板に名前を入れることができ、「記念になるので子どもや孫の名前で寄付する方も多かった」（担当者）という。（牧田幸夫）

Search