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子どもたちがインターネットやゲームにのめり込み、日常生活に支障をきたす「ネット依存症」の予防について考えてもらおうという講演会が6日、まんのう町で開かれました。
講演会には、まんのう町の子育て支援に携わるスタッフなど10人余りが参加しました。
講師を務めたのは、ゲーム依存に詳しい香川大学医学部の鈴木裕美助教で、「ネット依存症」の問題点として友達と遊ぶなど、日常生活の幸せを感じにくくなるなどと説明しました。
一方で、学校への調査の結果、ネットやゲームに没頭する理由として、「学校や家でのストレスから逃れたいから」と答える子どもが多く、介入の仕方によっては、子どもの居場所を取り上げることにつながりかねないと指摘しました。
そのうえで、ゲームの利用時間などのルールを家庭で決めるだけでなく、親がふだんから子どもに愛情を示し、相談しやすい関係を築くことが大切だと訴えました。
子どもが3人いるという40代の女性は「子どもたちにとっては大事な居場所の一つなんだなということを学びました。ルールはつくっていましたが大人が勝手に決めて子どもに守らせるというケースが多かったので、子どもと向き合って話を聞くということを実行していきたいです」と話していました。
県内の児童や生徒がスマートフォンやゲームを利用する時間は増加傾向にあることがわかっています。
県はおととし4月、全国で初めて「ネット・ゲーム依存症対策条例」を施行し、18歳未満の子どものゲーム利用は「平日は60分まで」などの目安を示しています。
条例を受けて、県教育委員会は、県内の小学生から高校生までを対象にスマートフォンやゲームの利用状況などを尋ねる調査を毎年行っています。
それによりますと、去年の調査では、スマートフォンなどの平日一日当たりの利用時間が「3時間以上」と答えた児童・生徒の割合は前回の調査よりも増加し、オンラインゲームについても、条例で目安としている「平日一日・1時間未満」にとどめていると答えた児童・生徒の割合は前回よりも減少していて、ネットやゲームで遊ぶ時間が増えている傾向が伺えます。
条例では、保護者に対し、利用時間のルールを定めるよう求めていますが、こうした内容には制定当時から賛否が分かれています。
裁判でも争われてきましたが、先月30日、高松地方裁判所は憲法に違反しないと判断しました。
ゲーム依存に詳しい、香川大学の鈴木裕美助教は「学校でルールを作って家で守りなさいと子どもへ強要する形ではなく、適切な子育てという観点でルール作りを考える必要がある」と話していました。
September 06, 2022 at 03:32PM
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