2022年7月現在、ネットショップ開業のハードルは低い! 初期費用や月額固定料が無料のタイプを含めたECカートが数多く生まれただけでなく、大手のモール型も大きく発展。どちらもサービスが充実している。開業に向け、基本的な流れを解説していこう。
開業までの基本的なフロー
【1】商材を決める
自分が売りたいものであることが大前提。適当に仕入れたものでは熱量に差が出る。リピートが期待できたり、類似商品と差別化できる商品だと強い。商材により許可や資格が必要な場合があるので注意。
例えば加工食品は「食品衛生法に基づく営業許可」と「食品衛生責任者」の資格が、古着の場合も「古物商許可」が必要。無許可や無資格で販売した場合は罪に問われることも。
【2】ショップコンセプトを固める
ライバル多数のECで自分の商品を選んでもらうために、独自のセールスポイントやブランドの世界観を掘り下げ、追求することが大切。コンセプトを固めれば、サイトの作りやデザインも自然と見えてくる。
【3】必要な環境を整える
1)PCやネット環境
ネットショップの作成・管理はスマホでも可能だが、パソコンでしかできない設定も多く、管理・運営するうえでは必須のアイテム。スムーズにつながるネット環境も欠かせない。
2)スマホ
注文が入った時に通知が来るよう設定しておけばすぐに確認でき、即座に対応できる。PCで作成したデザインがスマホの表示では微妙にずれることがあるのでチェックにも必要。
3)プリンター
商品に納品書の同梱が必須になるケースが多い。請求書や領収証も紙ですぐに印刷できるほうが便利。商品が売れるほどコンビニなどでの印刷は面倒になる。
4)梱包資材
段ボールはもちろん、中で商品が動かないよう隙間に詰める気泡緩衝材なども用意しよう。また、雨の日の配送で商品が濡れることも想定し、ビニル製の宅配袋もあると便利。
5)ドメイン、サーバー
ショップをWeb上に作るためにはドメインが必要になり、各カートで契約することも可能。レンタルサーバーは自由度は高いが、サイト構築や運営にITスキルが求められる。
【4】ECカートを選ぶ
大きく分けると「無料ショッピングカート」「有料ショッピングカート」「モール型ECカート」の3種。自分で専用ソフトウェアを駆使し構築する方法もあるが難易度はかなり高い。
【5】決済方法を選ぶ
クレジットカード決済やコンビニ決済、代金引換決済、PayPayなどの外部ID決済ほか決済手段が多いことは重要。ユーザーは自分がよく利用する決済方法がないと購入に二の足を踏み、機会損失に。
【6】ショップのデザインを決める
ショップコンセプトを表現しつつ、ユーザー目線で使い心地のよいサイトを作るのが大切。自分が選んだECカートのシステムによりデザインの自由度は変わるので事前に細かく確認しよう。
【7】商品を登録する
いよいよ商品をカートシステムに登録。作業前に商品画像や説明データを作成しておき、CSV形式で保存しておくと一気に登録しやすい。各ページを閲覧して誤りがないかしっかり確認すること。
【8】テスト注文を行なう
ユーザーと同じ手順で、問題が起きずに受注することが可能なのかを必ずテストしよう。ECサイトは決済会社をはじめ、様々な外部機関と連携しているため、滞りがないかチェックを。
【9】グランドオープン!
オープン前に自分のSNSなどで宣伝すれば集客も促せる。オープン後に予想外の事態が発生するのはよくあること。事前にトラブルを想定し、周到にマニュアルを準備しておくと安心だ。
〈TIPS1〉補助金制度を必ず活用しよう!
国や地方公共団体から支出される補助金や助成金は、審査をクリアすれば、ネットショップ開業に適用される。開業・運営コストを抑えられ、原則として返済不要。複数の補助金を別の時期に利用することもできる。
IT導入補助金
中小企業や小規模事業者がPCやソフトウェアなどITツールを導入する経費の一部を補助。
ものづくり補助金
公募により新サービス開発に必要な設備投資などを補助。補助上限額は一般型で1000万円。
地方自治体の補助金・助成金
東京都の「創業助成事業」など地域限定の制度は多い。自治体HPなどを詳しくチェック。
小規模事業者持続化補助金
販路開拓や業務効率化の補助として限度額は最大50万円。ソフトウェア購入などに利用可。
〈TIPS2〉〝5W2H〟で戦略を固める
When(いつ?) Where(どこで?) Who(誰が?) What(何を?)
Why(なぜ?) How(どうやって?) How much(いくらで?)
「5W2H」はマーケティング戦略の考え方のひとつ。商品=Whatを、どんなターゲット=Whoに、SNSで告知をしながら=How、など要素に基づき分析や立案することで、ストーリー性が一貫したECサイト構築に大いに役立つ。
〈TIPS3〉ECの重要な公式
売り上げ=ユーザー数×コンバージョン率×客単価
目安は平均2%
ユーザー数はサイトの訪問者数、コンバージョン率は購入者の割合のことで商品力の数値化ともいえる。月商50万円なら、一例でユーザーが5000人、そのうち2%が商品を購入し、客単価が5000円という計算になる。
取材・文/編集部
September 25, 2022 at 12:19PM
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