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ネットの記事や広告、信頼性を識別しやすく 「オリジネーター・プロファイル」技術普及へ - 産経ニュース

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産経新聞社は、安全なインターネット環境の構築を目指す「オリジネーター・プロファイル(OP)技術研究組合」(東京都千代田区)の設立に参加した。同組合は国内外のメディア・広告関連企業など10社以上が参加し、ネット上の記事や広告の信頼性を閲覧者が検証できる仕組みの開発、普及に乗り出す。

フェイクニュースや有害サイトを抑制

OPは記事や広告に、発信者(オリジネーター)の編集方針、第三者認証の有無、流通経路などの履歴(プロファイル)データを付与する技術。閲覧者は信頼できるメディアや企業からの発信を識別しやすくなり、フェイクニュースの拡散や有害サイトの氾濫を抑制する効果も期待できる。

理事長を務める慶応大サイバー文明研究センターの村井純教授の監修の下、OPの実証試験やルール策定を進め、令和6年の事業化を目指す。世界標準化にも取り組み、ネット環境の健全な発展に貢献する。

企業姿勢や編集方針のデータを付与

設立参加の背景には、注目度の高さが経済的価値につながる「アテンションエコノミー(関心経済)」の広がりがある。インターネット上は、たとえフェイク(偽)でも目立つ記事や広告が収益を上げる傾向にあり、事実を伝える記事や良質なコンテンツが埋もれる恐れがあった。

昨年も大手企業トップがワクチンを「遅効性の毒」と発言し、株価が下落したという事実無根のニュースが流れた。メディアを装った発信者名もあって一時的に拡散されたが、個人向けブログサービスの記事と判明し、後に削除されている。

OPは発信者の名称に加え、企業姿勢や編集方針、報道責任、流通経路など詳細な履歴データを記事や広告に付与しアイコンとして表示。内容に疑問を抱いた閲覧者はクリックするだけで、信頼できるメディアや企業のものかどうか検証できる仕組みを提供する。

産学で仕様策定、世界標準化も視野

米ツイッターによる一部アカウント凍結が批判を招いたように、運営会社の規制は「表現の自由」とのバランスを問われるが、OPは閲覧者が信頼性を判断する民主的な手法を採用する。第三者機関の認証を活用して公平な基準を示し、「なりすまし」なども予防する。

主要なメディア各社・団体が慶応大と産学連携で実証や仕様策定を進め、将来的に国際団体にも提案し、ブラウザーなどに搭載される「ウェブ標準化」を視野に入れる。理事長を務める同大の村井純教授は「利用が進めば、ネット空間の健全性が保たれ、公益性を高めることにもつながる」とコメントした。

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January 17, 2023 at 10:45AM
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