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性的な描写、容姿の「欠点」指摘…不快なネット広告が生まれる事情 - 毎日新聞

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ネット広告のアフィリエートの仕組み
ネット広告のアフィリエートの仕組み

 スマートフォンでサイトやアプリを開くと、性的な描写のある漫画や容姿のコンプレックスをあおる化粧品などのインターネット広告が目に飛び込んでくることがある。民間の自主規制機関・日本広告審査機構(JARO)には「気持ち悪い」「不快だ」といった苦情が相次いでおり、大手IT企業でも不適切な広告の配信を制限する動きが出ている。こうしたネット広告が消えない事情を探った。

育児ブログに裸の男女

 2歳の長男と暮らす東京都内の女性(31)は2022年11月中旬、2カ月前に開設したばかりの自身のブログをスマホで見て驚いた。子育ての話題が中心で、長男が走ったりジャンプしたりできるようになった成長の喜びをつづってきた。そんな内容の投稿と一緒に視界に入ってきたのは、裸の男女が描かれた漫画の広告だった。

 感想などを書き込むためのコメント欄には、読者から「子育てのブログなのに、なぜ性的な広告を出すのか」という指摘があった。このブログを女性が開設しているのを知っている友人も同様に感じていたらと思い、閉鎖することにした。

 利用していたブログは無料で開設できる代わりに、投稿と一緒に自動で広告が表示される仕組みだった。広告の内容までは自分で決めることができない設定で、女性は「ブログで子育ての悩みや喜びを他の人と共有しようとしたが、台無しにされた。ネットで調べて、同様の『被害』を受けた人は多いと知った。読んだ人だけじゃなく、ブログをやっている人たちまで不快にさせる広告表示はやめてほしい」と訴える。

 JAROによると、性的な描写や暴力シーンのある漫画の広告、目の下のたるみや肌のシミなどを強調した画像を使った化粧品などをPRするネット広告に対する苦情は21年度で4779件に上った。20年度の5531件に比べて減少はしたものの、16年度1936件▽17年度2451件▽18年度2847件▽19年度4048件――と増加傾向にある。

 苦情の内容は「卑わいだ」「グロテスクだ」「化粧品の使用前後の写真が明らかに加工されている」といったもので、JAROは不適切と判断した一部の広告主に対して改善を促しているという。

悪質な広告は違法性も

 「『体に貼るだけでダイエット』という広告を信じて商品を購入したが全く効果がない」「スマホに表示されたアダルト広告に手が触れただけで『登録が完了した』と表示された」

 消費者の相談に応じる国民生活センターにも、ネット広告を巡る事例が多数寄せられている。担当者は「消費者をだます内容なら景品表示法違反にあたる可能性がある。積極的に近くの消費生活センターに相談してほしい」と呼びかける。ただ、サイトやアプリの利用者側で広告を完全にブロックしたり削除したりするのは難しいという。

 大手IT企業が対応を迫られる事態も起きた。…

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January 15, 2023 at 02:00PM
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