利用者がインターネットを介してコンピューターを使ったサービスを受けること。クラウドコンピューティングとも呼ぶ。クラウドはこの10年ほどで、デジタル経済の土台を支える新たなインフラになった。世界中で利用者が増えるほど料金は下がり、サービスの質は上がる傾向にある。日本のIT(情報技術)企業は太刀打ちできていない。
利用者はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフトなど巨大IT企業が運営するデータセンターを間借りし、自社のシステムやサービスなどを運営する。ネットの「雲(クラウド)」の向こうにあるサービスを使うためにこの言葉が広まったとも言われる。
これまで企業や役所のデジタル化といえば、大きなコンピューターを買って自分達の業務に合うように仕様を調整するのが主だった。クラウドはこれと反対に自前のシステムを持たず、クラウド事業者が用意したインフラを使ってサービスを組み立てる。使う分だけお金を払う従量課金の仕組みも、従来とは大きく異なる点だ。
便利さゆえに一度使い始めると乗り換えが難しく、データを引き出す時にお金がかかる。英国などの競争当局は囲い込みが生じやすいという問題点を早くから指摘していた。最近ではAWSやグーグルなど複数のクラウドを同時に使うことで1社に依存しないようにする動きも広がる。ただ大手数社による寡占体制には当面影響しないとみられる。
May 02, 2022 at 10:00PM
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クラウドとは? ネット介してシステム利用 - 日本経済新聞
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