バイデン米政権は9日、全米の4割の世帯について、高速インターネットの利用料を月30ドル（約3900円）に割り引く支援策を発表した。大手を含む20の事業者から、無償協力を取り付けたという。米国は世界的にも家庭のネット料金の負担が重いとされ、政権が対応を約束していた。
割引を受けられるのは、収入が一定以下だったり、低所得者向けの公的支援を受けていたりする約4800万世帯。米政府が用意するプログラムに申し込めば月30ドルまでの負担で、通信速度が毎秒100メガビット以上の回線が原則使えるようになる。米政府によると、4人家族が、テレワークや学習、映画の鑑賞などをするのに必要な回線速度だという。
ネット回線は通信速度が速いプランほど高額で、生活が苦しいために接続をためらう世帯もある。政権高官によると、白人世帯と比べて黒人世帯は9%、ヒスパニック系世帯は15%、高速回線への接続が少ないとみられるという。
このため、米政府は高速ネッ…
May 09, 2022 at 04:10PM
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バイデン政権、低所得世帯向けにネット代を支援 月30ドルに割引 - 朝日新聞デジタル
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