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ネットで仲間集め「シェア買い」でお得 - 産経ニュース

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物価高騰が止まらない中、インターネット上で同じものを買う仲間を募り、複数購入による割引を受けて手に入れる「シェア買い」という新サービスが注目されている。スーパーを何軒も回って探さずとも、自宅でお得な買い物ができるとあって、主婦層を中心に人気を集めている。(田中万紀)

月数千円の節約に

静岡県在住の主婦(33)は1年ほど前から、生鮮食品をのぞく品々は、スマートフォンでシェア買いサービスを利用して買う。節約に加え、子供がまだ1歳で買い物に連れ歩くのが大変という事情もあるという。

米や水、レトルト食品など重たいものを中心に、子供のおしりふき、離乳食などをシェア買いで購入。スマホ一つで買い物が済み、以前より生活費を月に数千円程度、節約できるようになった。

「シェア買いはかなり割安。お米は近所のスーパーの最安値くらいでブランド米が手に入るし、自分が買おうとしたものを誰かが一緒に買ってくれる楽しみもある。毎日アプリを開いています」と満足度は高い。

まとめ売りで安価に

シェア買いサービスは国内で数社が展開する。

それぞれのホームページやアプリを開くと、飲料水や食品、マスクなど、商品ごとに写真とお得な販売価格が掲載されている。

出店者は複数人での購入を条件に安価で売り出し、利用者側は制限時間内に購入意思を示す。出店者の設定人数以上の希望者が集まれば、購入できる。

ただ、普通のネット通販と異なり、制限時間内に購入希望者が集まらなければ購入が成立せず、販売がキャンセルになる。

出店者にとっては広告を出さずとも新規顧客の開拓などにつながり、高い割引率で販売してもメリットがあるという。令和元年9月にサービスを開始した「シェアモル」は、マスクやファッション小物などの日用品を中心に出品数は20万点を超え、30~60%引きの商品が多い。斎藤康輔社長(40)は「コロナ禍に続き、インフレが起きている時代のツールとして、地方在住者や高齢者のような日常の買い物がしづらいという人々にも利用しやすい」とアピールする。

2年9月に参入した「カウシェ」は、今年4月にスマホ用アプリのダウンロード数が150万に達する急成長。米や肉など食料品が充実しており、割引率は平均10~30%。割引率が上がるクーポン配布やイベント開催が頻繁で、お得感に加えて利用者が楽しめる工夫を凝らす。門奈剣平社長(31)は「ただ割安に購入するだけでなく、普段は手に取らない商品を見知らぬ人と一緒に購入するという、過程も含めて楽しんでほしい」と強調する。

昨年4月には「コストリー」が新規参入。家電やIT機器などに力を入れる。限定品や趣味性の高い商品がお得に手に入ることをコンセプトとして、先行各社との違いを打ち出す。

ゲーム性も楽しむ

都内の女性会社員(31)はシェア買いを始めてから、月々の食費が5千~6千円下がった。割引購入が難しいブランド化粧品をお得に買ったこともある。

「割引率が明記されているのでお得感があり、節約心に火が付いた。購入が成立するかな…とドキドキするのも面白く、買ってよかったものを人にも薦めて一緒に買ってもらえるとうれしい」と話す。

シェア買いは家計を守るだけでなく、買い物をより楽しみに変える娯楽的な要素もありそうだ。

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July 19, 2023 at 07:00AM
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