電話による消防への通報が難しい聴覚や言語に障害がある人たちにインターネットを使った通報を活用してもらおうと、横浜市で研修会が開かれました。
「Ｎｅｔ１１９緊急通報システム」は、聴覚や言語に障害がある人たちがスマートフォンなどを使って、チャットで消防に通報できるシステムで、横浜市消防局では去年４月に導入しました。
しかし、利用は少なく、去年は３件にとどまり普及が課題です。
研修会では、導入前に多く利用されていたＦＡＸでの通報と比べて、ＧＰＳ機能で居場所をより簡単に通報できることや、チャットで状況を詳しく伝えることができることが紹介されました。
参加した聴覚障害者の女性は「とてもよいシステムで、使ってみようと思います。１人暮らしの聴覚障害の人が通報できないという話も聞くので普及してほしいです」と手話で話していました。
このシステムでは、新型コロナの感染が疑われる時にも症状を詳しく伝えることができ、救急隊などがよりスムーズに対応できるということです。
横浜市消防局の田邊栄久司令課長は「このシステムを利用してもらえると迅速に対応ができるので、普及をはかっていきたい」と話していました。
December 19, 2021 at 03:38PM
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聴覚や言語の障害者にネット活用した通報の研修会 横浜｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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