同社映像作品を生かした、モバイルゲーム事業への参入
世界最大のテック企業が次々とゲーム事業に参入するのを横目に、ネットフリックスは、自分たちもその競争に加わるべきか、頭を悩ませてきた。 グーグル、アマゾン、マイクロソフト、ソニーの各社は、洗練されたクラウド技術を用い、あらゆるデバイスにビデオゲームを配信するストリーミングサービスを展開している。 そして、ネットフリックスは、コンピュータゲーム販売のエレクトロニック・アーツ社の元幹部を採用し、顧客の既存契約の一部として、モバイル・アプリにゲームを追加すると、7月末に発表した。 「できるだけ少ない決断」を好むことで知られる同社の最高経営責任者リード・ヘイスティングスは、「ビデオゲームについては、数年間にわたって参入時期について検討してきました」と述べている。 しかし、同社のゲーム事業は、マイクロソフトのxCloudやグーグルのスタディア（日本ではサービス未提供）など、専用ゲーム機を用いた種類とは異なり、ストリーミング技術を利用するというものだ。その戦略は、『バットマン』や『ロード・オブ・ザ・リング』などの人気作品をベースにしたゲームを開発した、ディズニーやワーナー・ブラザーズなどによる過去の取り組みを彷彿とさせる。 ネットフリックスのプロダクト最高責任者グレッグ・ピーターズは、同決算説明会で、投資家に対してこう述べた。「当社の事業は、素晴らしい世界観と素晴らしいストーリー、キャラクターをオリジナルの映画やテレビシリーズで作り出すものです。それらのファンは、より深い関わりを持ちたいと思っています」と述べた。 もしかすると、『ストレンジャー・シングス』、『ブラック・ミラー』、『マネー・ヘイスト』などの、ネットフリックスの大ヒット作品のファンは、同社のゲーム参入のニュースに興奮したのかもしれない。
September 18, 2021 at 08:00AM
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ネットフリックスの「ゲーム事業への参入」は“成長鈍化”への目くらましか？（クーリエ・ジャポン） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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