中国のネット検索最大手、バイドゥが、アメリカのナスダック市場に続いて香港の証券取引所に株式を上場しました。香港では中国の大手企業による株式の上場が相次いでいて、米中対立を背景に資金の調達先を多様化するねらいがあるとみられています。
中国のネット検索最大手、バイドゥは23日に、2005年から上場しているアメリカのナスダック市場に続いて香港の証券取引所に株式を上場しました。
今回の上場による調達額は、日本円で最大3800億円余りに上る見通しで、AI＝人工知能や自動運転などの開発に充てるとしています。
米中の対立が深まる中、アメリカでは去年12月、中国企業を念頭に株式市場に上場する外国企業への検査を厳しくする法律が成立したほか、ことし1月にはニューヨーク証券取引所が中国の通信大手3社の上場を廃止しました。
バイドゥの香港での上場は、アメリカによる中国企業への締めつけが強まる中で資金の調達先を多様化するねらいもあるとみられています。
ネット通販最大手のアリババなど、アメリカだけでなく香港でも株式を上場する企業がこのところ相次いでいて、市場関係者の間では今後もこうした動きが続くのではないかという見方が強まっています。
March 23, 2021 at 12:01PM
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中国のネット検索バイドゥ 香港で上場 資金調達先の多様化か - NHK NEWS WEB
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