![](https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210319-00000058-nnn-000-2-thumb.jpg?w=640&h=360&q=90&exp=10800&pri=l)
Nippon News Network(NNN)
中国では今、インターネット空間の言論統制が進んでいます。強まる圧力の実態を取材しました。 ◆SNSに意見を投稿で逮捕も 「良識から外れた行為で、自分自身を責めているし非常に悔やんでいます」 カメラの前で謝罪するのは、中国の著名なブロガーです。去年、インド軍との衝突で亡くなった中国軍兵士について、「死者数はもっと多いのでは」などと投稿し、「英雄を中傷した」として今月1日に逮捕されました。 SNSに意見を投稿しただけで、逮捕されることもある中国。統制は、これだけではありません。 ◆「クラブハウス」使用不可に…そっくりサービスも“検閲” 日本でも話題の音声SNS「クラブハウス」は、先月、中国で使用できなくなりました。香港問題や人権問題などの議論で利用されたことを中国政府が問題視したとみられています。 一方、「クラブハウス」そっくりのサービスが中国のアプリで始まりました。トークルームに入ってみると、今は“どのような恋愛の仕方が好きか”というテーマで会話が行われています。 「きょうの天気について」など自分で好きな話題を設定してトークルームを作るのも“本物”そっくりな仕様ですが、欧米から人権侵害を指摘されるウイグル問題については…… 記者「新疆ウイグル自治区の人権問題について話しましょう、というトークルームを作ってみると、“音楽ルームへようこそ”という関係ないタイトルに変更されてしまいました」 ほかにも「天安門事件」など中国政府にとって敏感な言葉を含むと、“検閲システム”ですべて除外され、タイトルが変更される仕組みとなっていました。 結局、このサービスもその後、使えなくなりましたが、こうした締め付けの背景には何があるのでしょうか。 習主席は来年、3期目続投を決めて異例の長期政権を目指すとみられています。こうした中、政権批判につながりかねないネット上の言論に対して、急速に統制が強まっているのです。 ◆個人のニュース発信も規制…「圧力が大きい」 先月には“個人が許可を得ずニュースを発信してはいけない”と新たな規制も打ち出しました。 影響を受けているというジャーナリストの李小根さん(52)を訪ねました。李さんは3年前、「ウソの記事をネットに公開し政府のイメージを損なった」などとして逮捕されましたが、“当局の不正を指摘しただけだ”と無実を訴え、記事の投稿を続けてきました。ところが…… 李小根さん「2月に入ってからです。これも削除されました。発表した当日は大丈夫でしたが、翌日に消されたのです」 先月から突然、ネットへの記事の投稿が難しくなったといいます。 さらに、この翌日、李さんは出頭要請を受け司法当局に行った際に、ある“アプリ”を携帯電話に入れられたといいます。GPSを利用した、当局による「監視アプリ」です。 李さんは執行猶予期間が残るあと1年半は地元を離れられず、一日2回の居場所の報告を怠ると、すぐに収監されるといいます。取材ができないため記者活動も中止せざるを得ません。 李小根さん「圧力が大きいです。服役するのと変わりません」 習主席の一強体制が続く中、異論を徹底して封じる動きが加速しています。
March 19, 2021 at 03:22AM
https://ift.tt/38U9iIj
中国 強まるネット空間の圧力…統制の実態(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
https://ift.tt/3aYsXq7
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "中国 強まるネット空間の圧力…統制の実態(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース"
Post a Comment