2021年03月10日11時33分
システム開発会社「ネットワンシステムズ」(東京都千代田区、東証1部)から虚偽の費用名目で約1500万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は10日までに、詐欺容疑で元社員牟田友英容疑者(42)=足立区西新井栄町、懲戒解雇=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
同社をめぐっては、東芝や日本製鉄の子会社などと、書類上の取引のみで売り上げを計上する「循環取引」があったことが判明している。同課は、牟田容疑者が一連の架空取引にも関与したとみて調べる。
逮捕容疑は2014年6月、都内の取引先にパソコン数十台を無断で注文。正規の取引として代金を請求させ、ネットワン社から取引先の口座に約1500万円を振り込ませた疑い。
同課によると、牟田容疑者は中央省庁の営業担当だった。14年までの約3年間でパソコンの無断発注と転売を繰り返し、約2億円を不正に得たとみられている。
同社は昨年3月、循環取引は15~19年で39件、計約276億円分に上ると公表している。
March 10, 2021 at 09:33AM
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ネットワン元社員逮捕 1500万円詐取疑い―架空取引にも関与か・警視庁 - 時事通信ニュース
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