福島民友新聞社や県などは、障害のある人たちの芸術活動を紹介する「とりどりのアート」事業を開始した。第１弾として８日、ホームページを開設し、インターネット上で作品を鑑賞できる「オンライン美術館」を公開した。
同事業は、東京五輪・パラリンピックや県の「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい福島県づくり条例」の施行などを機に、障害や多様性の理解促進を図りながら、本県の芸術文化の奥行きを広げることを目的としている。
福島民友新聞社や県、「はじまりの美術館」（猪苗代町）を運営する安積愛育園（郡山市）、福島中央テレビ、県教委、県文化振興財団が８日までに実行委員会を組織し、事業を進めている。
オンライン美術館では、猪苗代町の天鏡閣を美術館に見立て、ネット上で館内を巡りながら作品を鑑賞することができる「ＶＲ（仮想現実）美術館」を展開。仏パリで開かれた「アール・ブリュット・ジャポネ２」（２０１８～１９年）に作品を出品した青木尊（たける）さん（郡山市）をはじめ、昨年、東京芸大美術館で開かれた「あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち」などに出展した山際正己さん（滋賀県）ら県内外の作家の作品を紹介している。
また、作品を見た人の感想を動画で紹介する「こころが動く」も掲載。動画には、郡山市出身の女優箭内夢菜さん、お笑いコンビ「ぺんぎんナッツ」のいなのこうすけさんらが出演している。
ホームページのアドレスはｈｔｔｐｓ：／／ｔｏｒｉｄｏｒｉａｒｔ．ｓａｋｕｒａ．ｎｅ．ｊｐ／
March 09, 2021 at 07:05AM
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とりどりのアート、ネットに「ＶＲ美術館」 障害者らの作品紹介 - 福島民友
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