不当なネット広告根絶へ東京都が専門家チーム発足悪質業者の処分つなげる：東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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　「運動・食事制限なし！」「芸能人愛用者ナンバーワン」など、インターネット広告の虚偽・誇大表示をなくそうと、東京都は、弁護士やウェブ専門家でつくるチームを立ち上げた。チームの助言に基づき違反広告を監視し、悪質な事業者の処分につなげる。チームは法令やネット通販、ウェブ技術に詳しい七人で構成。悪質な事業者の手口や効率的な監視の仕方、購入者への注意喚起などについて都に助言する。

　都取引指導課によると、昨年度に監視したネット広告二万四千件のうち、二百十八件に景品表示法に基づく改善指導を行った。サンダルに「インフルエンザウイルス等の悪玉菌を殺菌・不活性化する抗菌効果」など、裏付けとなる合理的な根拠がない恐れのある表示や、期間限定セールとしながらも実際はその期間を過ぎた後も同じ価格で販売する事例が見られたという。

　小池百合子知事は「誇大な広告にだまされる人も増えている。悪質なネット広告への対策を強化していく」との姿勢を示している。（三宅千智）