ネット遮断し連帯封じミャンマー国軍 - 中日新聞

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６日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、クーデターに抗議して行われたデモに参加した人たち＝ＡＰ

　【バンコク＝岩崎健太朗】ミャンマー国軍は六日、インターネット回線を遮断するなど大規模な通信制限を実施し、市民の連帯や抵抗運動の呼び掛けを封じる強硬手段に出た。最大都市ヤンゴンでは、一日のクーデター以降で最大規模となるデモがあり、千人以上の市民らが「軍事政権は認めない」「民主政治を取り戻す」と声を上げた。

　現地からの情報によると、参加した工場労働者らはアウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟（ＮＬＤ）のシンボルカラーである赤色のシャツ姿などで集まり、スー・チー氏らの解放を訴えた。大通りに配備された警官隊とにらみ合う場面もあったが、大きな衝突やけが人はなかった。

　クーデター政権の運輸・通信省は四日、国民の半数が利用するフェイスブック（ＦＢ）へのアクセスを禁止。多くが移行したツイッターも、五日夜から「新たな通知があるまで遮断する」とした。さらに、遮断をかいくぐるソフトの利用が広がったため、六日昼からは携帯や固定電話回線を通じたネットの遮断に踏み切ったもようだ。

　ソーシャルメディアでは、クーデターへの非難や国軍への「不服従運動」の呼び掛け、国外に向けた協力の訴えが拡大。国軍側は抵抗運動の...

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