殺人事件の遺族の会の会議と会見が１１日に東京で開かれ、平成１９年に名古屋市で闇サイトを通じて知り合った男たちに娘の命を奪われた遺族が全国で相次いでいる一連の広域強盗事件を受けてネットを使った犯罪への厳罰化の必要性などを訴えました。
この会議は殺人事件の時効廃止を訴える活動などを行ってきた「宙の会」が開き、東京・千代田区の会場には全国からおよそ２０人の遺族などが集まりました。
会議後の会見によりますと、加害者側からの損害賠償が被害者や遺族に確実に支払われるよう国が立て替えなどを行う「代執行制度」の確立を引き続き求めていくことなどを確認したということです。
また、平成１９年に名古屋市千種区の路上で携帯電話の闇サイトを通じて知り合った３人の男に娘の命を奪われた磯谷富美子さんが全国で相次いでいる一連の広域強盗事件を受けて、今も絶えないネットを使った犯罪について語りました。
この中で磯谷さんは「また同じような事件が起きてしまい、娘の死がむだになったようでつらいし、悲しいです。ネット犯罪には厳しい刑罰が必要です。ネット犯罪に手を染める人を減らしてほしい」と訴えました。
「宙の会」の代表幹事で、未解決の殺人事件遺族の高羽悟さんは「解決した事件もありますが、全国には未解決の事件があるので、一件でも解決されるよう活動したい」と話していました。
March 11, 2023 at 07:19PM
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名古屋の闇サイト事件の遺族参加してネット犯罪の厳罰化を訴え｜NHK 東海のニュース - nhk.or.jp
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