食品事業者と消費者のマッチングで食品ロス削減を――。甲府市は２月から、店舗で売れ残ったり、消費期限や賞味期限が迫ったりした食品をウェブを介して消費者が安価に購入できるサービス「甲府タベスケ」を開始する。兵庫県姫路市と長崎県佐世保市がすでに導入しており、同月に開始する三重県桑名市とともに甲府市は全国３番目の実施となる。
自治体への業務支援サービス提供会社「Ｇ―Ｐｌａｃｅ（ジープレイス）」（本社・京都府）が運営する専用ウェブサイト「タベスケ」を活用する。食品事業者は売れ残りや余剰が予想される食品をサイトに通常よりも低価格で出品し、消費者は気に入ったものがあればサイト上で予約して該当店舗で購入する。取引する食品は安全衛生上問題がなく賞味・消費期限内であることが条件だ。
事業者は甲府市保健所の営業許可を得て市内で営業していれば飲食店や宿泊施設、小売店など業種は問わない。消費者は市内外問わず利用可能。ともに登録制で利用は無料だ。食品ロス削減にどの程度貢献したかは、売買した食品の重量で確認することもできる。
同市はサービスに協力する食品事業者を募っている。市減量課では「ごみの減量化や環境意識の向上に役立てたい。購入してもらうことで地域の事業者を支える目的もある」としている。
January 23, 2022 at 05:05PM
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余った食品、お得に…ネットで購入しロス削減 - 読売新聞オンライン
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