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心温まる「水鉄」ドラマ ネットで公開 - 読売新聞

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 貝塚市を走る水間鉄道(水鉄)を舞台に、沿線の地域を元気にしようと、俳優の松平健さん主演の心温まるドラマが22日夜からネット上で公開される。水鉄などで作る制作委員会が資金をクラウドファンディング(CF)で募り、鉄道ファンらから1000万円以上が集まった。関係者は「多くの人の力で実現した作品を楽しんでもらいたい」と期待を寄せる。(北口節子)

 ドラマのタイトルは「アワー・ホーム」(全6話)。貝塚―水間観音駅の所要時間とほぼ同じ1話約15分で、22日から毎夜連続でユーチューブで公開される。

 「水間観音駅」の待合室にカフェが設置され、松平さん演じるマスターとカフェを訪れる人々が織りなす三つのストーリーが展開される。水鉄の駅や車庫のほか、府下最大級の天体望遠鏡を備える「市立善兵衛ランド」、府内最多の海水浴客が訪れる「二色の浜」など地元の観光名所が登場する。

 今夏に松平さんら俳優陣と、住民らエキストラによるロケが行われた。撮影に使ったカフェのテーブルなどセットの一部が、今も水間観音駅に残されている。

 水鉄は1960~70年代には年間400万人が利用したが、2013年度には186万人まで減少。さらに、コロナ禍の影響もあり、20年度は153万人まで落ち込んだ。

 乗客やにぎわいを取り戻そうと、水鉄が貝塚市出身の映像作家茂野隆之さん(39)にPR動画の制作を依頼したところ、「誰も見ないようなPR動画ではなく、人に見てもらえるドラマを作りたい」と提案された。

 その後、茂野さんを代表とする制作委員会ができ、4月にはCFを開始。返礼品として車庫内での電車運転体験、車掌の制帽をかぶってのアナウンス体験などを用意し、鉄道系ユーチューバーにも呼びかけて情報を発信した。5月末までに目標額(770万円)を超える約1130万円が集まり、寄付者からは「コロナが落ち着いたら、水鉄に乗って水間寺に行こうと思います」「頑張って」などのメッセージが寄せられた。

 茂野さんは「寄付を通して、鉄道ファンの力を知った。ドラマを見て喜んでもらえるか少し不安はあるが、これからも発信力を高めていきたい」と語る。西田康彦鉄道部長は「ドラマを見てロケ地などを巡ってもらい、少しでも地域の魅力が多くの人に広がれば」と期待している。

 「アワー・ホーム」の公開は(https://www.youtube.com/channel/UCb8eK7f7fheASGMTTgwn0xg)で。

<水間鉄道>  1925年に営業を開始した、貝塚市の山側と海側を結ぶ私鉄ローカル線。現在は貝塚―水間観音の10駅、約5.5キロを結ぶ。2005年に会社更生法の適用を申請し、外食大手「グルメ杵屋」(大阪市)の支援を受け再建に取り組んでいる。

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November 22, 2021 at 03:00AM
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