インターネットを介して不特定多数の人から資金を集めるクラウドファンディング（ＣＦ）で実現した商品の展示販売会が、熊本市中央区の蔦屋書店熊本三年坂で開かれている。主婦の知恵から生まれたユニークなアイデアグッズなどが目を引く。２月末まで。
ＣＦサイトを運営する「Ｍａｋｕａｋｅ」（マクアケ、東京）などが県内で初開催。同社が仲介した熊本や九州の事業者らが商品１６点を紹介する。
熊本市の主婦ら２人でつくる「Ｖｉｖａ Ｈｅａｌｔｈｙ」（ビバ・ヘルシー）は、筒状ホルダーが付いたエコバッグを出展した。昨年７月のレジ袋有料化をにらみ、丸めて収納できる手軽さを売りに開発。ＣＦで目標額の４５倍の約４５０万円を集め、既に約２３００個を販売した。「エコバッグは畳むのが結構大変。簡単に持ち運べるよう考えた」と田原裕子代表（３４）。このほか、紙幣と小銭を一緒に入れると内部で仕分けされるＥ・Ｉカンパニー（菊陽町）の財布や、精密板金加工の技術を生かした丸山ステンレス工業（山鹿市）の小型のたき火台もある。
蔦屋書店熊本三年坂によると、展示商品の多くがネット販売中心で、認知度アップが課題という。松田伸一副店長（４４）は「コロナ禍で苦境にある中、事業者の販路が広がれば」としている。（中原功一朗）
January 11, 2021 at 02:00PM
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ネット発の便利グッズいかが？ 熊本市・蔦屋書店で販売 - 熊本日日新聞
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