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「電波少年」WOWOWで“復活” ネット上のコミュニティー活用、T部長に聞く - SankeiBiz

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 お笑いコンビ「猿岩石」の大陸横断ヒッチハイク旅行、なすびの懸賞生活といった数々の人気企画を生み出した伝説的番組「電波少年」がWOWOWで“復活”する。仕掛け人は電波少年のプロデューサーで、「T部長」として知られる日本テレビの土屋敏男さん(64)。テレビを愛するファンの声を生かしながら「70年たまったテレビの遺産をまとめていきたい」という。(道丸摩耶)

 16日にスタートした「電波少年W~あなたのテレビの記憶を集めた~い!」は、WOWOWが新たに始めた「ファンコミュニティー」を利用した番組。テレビを好きな人たちがWOWOWが用意するインターネット上のコミュニティーに入り、もう一度見たいテレビ番組のシーンなどについて話し合う。それをもとに当時の映像を、関係者のインタビューなども交えて紹介する番組だ。

 「これまでテレビは番組を放送して終わりだった。しかし、ネットで多くの番組配信サービスが生まれる中、映像を独占することが難しくなり、番組を作って終わりというマインドを変えないといけなくなった」とWOWOWの蓮見裕二コミュニティサービス部長。「電波少年W」はこうした時代の変化をいち早くとらえ、ファンとともに作り出す番組だ。

 作り手にチャンスあり

 「ネットが普及し、人のつながり方は変わった。これまで1対多数だったテレビも、別のやり方ができるはず」と土屋さん。プロデューサーとして長年テレビ番組を作りながら「テレビが永遠であることはない」と語る土屋さんは、ネット配信の台頭を「作り手にとってチャンス」とみる。

 「映像という五感に訴えるものが、スクリーン(映画)から、家の中(テレビ)、さらに手の中に入ってくる(スマートフォンなど)時代になった。映画会社がテレビ番組を作り始めたように、テレビ局もネットコンテンツを作っていけばいい」

 新たな番組として土屋さんが目を付けたのが、テレビ各局に眠る大量の「アーカイブ」。古い作品の多くがネットで見られる映画と異なり、テレビ番組は流しっぱなしの文化のせいか、多くが見られないまま、いわば死蔵されている。

 「今でこそテレビ番組にコンプライアンスが求められるようになったが、NHKの大河ドラマに視聴率で勝てない民放が、裏で野球拳をやっていた時代もあった。世界的にも日本人ほどテレビを見た国民はおらず、テレビの歴史は日本の戦後文化史だ」と土屋さんは語る。

 生放送と配信で

 制作者や出演者の思いつきで番組が進む「電波少年」の良さを生かしつつ、「電波少年W」は、テレビに熱い思いを寄せるコミュニティーの会員の声も生かしながら進める。リモートでの出演や、スマホからクイズに回答できる最新のテクノロジーなども導入し、番組は生放送で、ネット配信も行う。

 土屋さんは「局の垣根を越えられるWOWOWでないとできない番組。視聴者だけでなく作り手の側にも『テレビってやるじゃん』と思ってもらいたい」と力を込めた。

 〈電波少年〉 日本テレビ系で平成4年~15年に放送されたバラエティー番組。「進め!電波少年」「進ぬ!電波少年」「電波少年に毛が生えた 最後の聖戦」と番組名を変えながら、若手芸人の体当たり企画などで視聴率30%超の大ヒットを記録した。

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January 17, 2021 at 04:20AM
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