東京都江東区の木村弥生区長陣営の公選法違反事件を巡り、柿沢未途法務副大臣が31日、木村氏にインターネットの有料広告を勧めたと認め、辞任した。2人は4月の区長選期間中は協力関係を公にしていなかったが、関係者への取材からは、柿沢氏が水面下で木村氏を全面支援していた構図が浮かぶ。(井上真典)
◆木村区長の初登庁、真っ先に向かったのは
2人の直接的な関係があらわになったのは、選挙後の5月1日。初登庁した木村区長の車に真っ先に向かう柿沢氏の姿があった。
野党系として活動していた柿沢氏は2021年の衆院選で東京15区(江東区)から出馬。自民都連が擁立した候補を破り当選し、地元の自民会派や山崎孝明前区長と深い溝ができた。ただ、区長選で前区長の息子の元都議と激戦を繰り広げた木村氏を表立って応援することはなかった。
しかし、ある木村陣営の選対本部関係者は「柿沢さんに頼まれて、選挙運動を支援していた。木村さんに思い入れがあるわけではなかった」と振り返る。
本紙が区に開示請求した木村氏陣営の選挙関連の提出資料からは、外相を務めた柿沢氏の父弘治氏の時代に秘書を務め、事務所と深いつながりのある関係者の業者から選挙で使う車を手配していた。
◆「柿沢は応援していない。これが公式見解」
区長選の選挙運動最終日の4月22日夜には、木村氏の囲み取材を柿沢氏の政策秘書が仕切った。表立って応援できないためか、現場で「柿沢は応援していない。これが公式見解」と記者にくぎをさす場面も。この秘書は2人の関係について「後援会が勝手に応援しているだけ」と繰り返した。
複数の地元区議らによると、当選後は木村、柿沢両氏後援会幹部の肩書を持つ前区議が、区長室を出入りしていたという。
区長選で木村氏の対立候補を推した自民関係者は「木村区長には選挙運動のノウハウも自前の部隊もなく、柿沢氏が木村氏に指示する従属関係のようだった」と話す。
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October 31, 2023 at 07:48PM
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