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中国が「ミリタリーファン」に警告、兵器画像のネット投稿で禁錮刑も - CNN.co.jp

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韓国・ソウル(CNN) オープンソース・インテリジェンスの時代、西側の専門家が中国の軍事力を把握する一つの主要な方法は、人民解放軍の新たな装備の画像を分析することだ。これらの画像は、アマチュアの軍事愛好家がネット上に投稿している。

軍艦や軍用機の画像を人民解放軍の施設の外や機微な地域の付近を飛行する民間機から撮影し、ネット上に投稿することはこの数年で当たり前に見られる行為となった。この間、中国は自国の軍隊を急速に近代化している。

またこれらの「ミリタリーファン」による発信は、ソーシャルメディアを使用するより多くの人々に伝わる。中国のSNS大手「微博(ウェイボー)」は、数億人のアクティブユーザーを抱える。

しかし、そうした状況はもはや続かない。

通信アプリ「微信(ウィーチャット)」に23日、「これはクールな趣味だが、くれぐれも用心しなくてはならない」と題した投稿が寄せられた。中国国家安全部による投稿の文面は、「個人の軍事愛好家の一部が、国家に関わる軍事上の安全を大変に危うくしている。違法な手段で国防関連の情報を入手し、インターネットで発信するというやり方で」という内容。

具体的には軍用の空港や港湾、国防・軍産施設を念頭に置いた経路を車両、船舶、航空機で通行し、望遠レンズやドローン(無人機)で密かに写真を撮っていると説明する。

このような違反を繰り返した場合は、最長で禁錮7年の刑を受ける可能性もあるが、「初犯や偶発的な違反」であれば警告のみで済むこともあるとしている。国家安全部は、中国内外の諜報(ちょうほう)及び防諜活動を管轄する。

今回の警告は、中国指導部が各部門の国家安全保障の確保に一段と注力する中で発せられた。現状では特に米国との間で緊張が高まってもいる。

国家安全部の投稿によると、ネット上に投稿された画像から軍艦もしくは軍用機の製造の進捗(しんちょく)が明らかになる可能性がある。一方、投稿は軍用装備品の運用上及び技術面の詳細を開示することにもつながる。安全保障が損なわれかねない一つの領域として、投稿は特に空母について言及している。

中国軍の最新空母「福建」は、ここまでしばしばアマチュア愛好家の標的になってきた。同艦の艤装(ぎそう)を行っている造船所は、上海国際空港の航路の近くに位置している。

11月、パリに拠点を置く国防関連のニュースサイトは、福建が最新の電磁式カタパルトのテストを開始したと報じたが、情報源はウェイボーに投稿された動画で、これは上記の空港から飛び立った旅客機から撮影したものとみられる。

福建の情報がネット上に流れたのはこれが初めてではない。

4月に中国国営中央テレビ(CCTV)が明らかにしたところによれば、2021年11月にはある「かなり著名な」軍事愛好家が禁錮1年の刑を言い渡された。この愛好家はドローンで福建を撮影したとして、上海公安局に逮捕されていた。

当該のドローンは、対象を遠距離から高解像度の画像で撮影することが可能だったという。

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December 27, 2023 at 01:15PM
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