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参院選 10代20代にどう映った? ネット発信に好意的「離島では欠かせない」 タレント候補には賛否割れる 鹿児島県内 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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ワークショップで選挙について語り合う高校生や大学生=鹿児島市呉服町(写真と本文は関係ありません)

ワークショップで選挙について語り合う高校生や大学生=鹿児島市呉服町(写真と本文は関係ありません)

 インターネットを使った選挙運動が解禁されて今年で10年目。10日投開票の参院選では、会員制交流サイト(SNS)を駆使した候補者や政党の躍進が目立った。ネットを多用する鹿児島県内の若者は、遠方にいても各候補の主張に触れられるなど、ネット選挙の普及を好意的に受け止めた。慎重な利用を求める意見もあった。

 南日本新聞が公示期間中に掲載したミニ企画「10代20代こう思う」に登場した17人の中から5人に聞いた。

 南大隅町の自営業大杉祐輔さん(28)は、ネット情報を通して選挙の動向を追った。「若者の関心はこれまでより高かったのではないか」と推測する。「テレビにはさまざまな報道規制がある」ように思え、候補者のバックグラウンドや実績、人柄といった情報は、ネットで調べるのが近道と感じた。タレントの立候補は「有権者の政治への関心を高め、人徳や経験を生かすことにつながる」と賛意を示した。

 沖永良部高校3年の池山姫李さん(18)=和泊町=は、各候補の声を直接聞く機会がほとんどなかった。頼りにしたのがSNS。有名人が積極的に情報発信して当選した今回の結果に抵抗はない。「候補者の声が届きにくい離島の有権者にはネットを使った情報収集は欠かせない。選挙運動も変わっていくべきだ」と語り、高校生でも理解しやすい発信を期待した。

 鹿児島市の会社経営日髙弘喜さん(24)は「話しぶりから、文章では伝わりづらい熱意を感じ取れる」と、政見放送やユーチューブのライブ配信を候補者選びの参考にした。街頭演説は、一方通行で決まり切ったことしか言わない印象を受ける。「SNSのライブ配信は視聴者が匿名だからこそ、思っていることを素直に聞け、候補者の反応を見て取れる」と分析した。

 鹿児島大学4年の寺園彩華さん(22)=同市=は「SNSは各候補を知り、投票先を決める上でいい判断材料になった」と話す。鹿児島選挙区の各候補者陣営のSNSを比較し、発信する中身や力の入れ具合に濃淡を感じた。候補者本人の声が少ない陣営もあり、「若い人はネットでも十分に親近感を持つ。中身次第では好印象にも悪印象にもつながる」と指摘した。

 霧島市の農業和田新さん(28)は、ネット配信に力を入れたタレント候補の当選が相次いだことに「勉強不足の人もいた。声の大きい人が勝つ政治になっていないか」と疑問を呈した。解散のない参議院は長期的な政策審議に向いているとして「政策で勝負してほしかった。本当に国のことを思う人が選ばれる社会を作るためにも、有権者はもっと冷静になる必要がある」と振り返った。

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July 17, 2022 at 09:42AM
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